シアタートラムでtrueをみる。
簡単にいえば二人のダンサーさんの両方がとても好きだからという理由で見に行ったのだけれど、とても考えさせられる内容だった。
正しくはその作品自体が指し示しているテーマではなく、人とテクノロジーの関係について。
ダンサー川口さん、そしてダイレクター藤本さんが所属していたダムタイプは日本のパフォーミングアートの中でも特にテクノロジーに突出した力を持つグループだった。今でも。世界の中でも突出している。それを目のあたりにみることが出来る。
純粋におもしろいなあ、すごいなあというのが1つ、しかしやっぱりそれがすごいんだよなあ。ダンスじゃなくてもそれで十分だなあと思ってしまう点が1つ。ダンスの身体じゃない人の方が対比のようなものがもっと明確になるのではないかと思って。(でもファンだからそういうことはいわない)
そしてもう1つ。私にとってはそのプログラムに載っていた藤本さんの言葉が面白かった。「より後世までのこっていくのは、実体のない歌やものを作っていく手技であって、固定化したマニュアルや記録メディアのたぐいではありません。」
一緒にいった友人と駅の改札口で語り、そして帰る。私は歴史の変化に無頓着な方だけれど、ここ数十年の変化はものすごいことだ。ちゃんと生きていけるのかなと疑問に思う。(既に世間一般にいうちゃんとの領域は踏み外しているのはわかっているが)
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