2018年10月10日水曜日

ダンスハ体育ナリ@ゲーテプログラムノーツ

ダンスハ体育ナリ@ゲーテはなんと2万字を超える長いプログラムになってしまったので、ここにはのせません。
このシリーズは舞台見てそのための副読本だと思うので。(だから是非みてください)
でもどうしても来ることができないとかあれば郵送にて対応します。
とりあえず大学院の恩師には送りました!

最後の言葉(終わりに)のみ転載します。
日付が入っているのはダン体1の初演の時(2016.2.11)ダン体2の初演の時(2018.2.11)の言葉も載せているためです。これらを並べて見ると時代の変化を感じます。
ほんとうのさいわいとはなんだろうかは宮沢賢治の言葉。すべての人が幸せになるということは不可能かもしれないけれども、それでも心安らかにあってほしいと思います。また、きちんと死ねるように生きていきたいという最後の言葉は折口信夫の言葉から預かりました。
中学の時の友人が自分の人生悪くなかったなって最後に思えるように生きたいと言い残していなくなりました。きっとそんなにすごいスペシャルなことではないんです。ただちゃんと生きてちゃんと死んでいけたらそれでよい。それがこんなにも難しくなっているという現代のしんどさ。
さて、よくみて。よくきいて。よくかんがえて。


14.終わりに(201810月6日)
 其ノ一から2年、其ノ二から半年、こんなにも時代の変化が早く、そして偏った形で進行していることを不安に感じる。様々な公文書の書き換えが明らかになり、民衆の声や支持率とは真逆の方向に政治も経済も進んでいく現実。メディアもどこまで信用できるのか、操作されているのではないかと考えさせられるような事例が多数起きていく。スポーツや文部科学省で明らかになったパワハラや汚職は確かにいけないことだけれども、おそらくこれは氷山の一角で、弱いところだから突かれて明らかになっているだけに過ぎないと皆見切っている。私たちは一体何を信じたら良いのだろうか。
 戦争はなぜ起きたのか、今年は特にナチスドイツに関連する映画、映像が多く出てきているが、それらを見ていても普通の人であり、普通の生活を、そして家族を守ろうとしていただけに過ぎないことがわかる。知らなかったと彼らは一概に言う。知っていても見ていなかったのかもしれない。そういう人間の弱さは確実にあって、それゆえなくならない。
 ほんとうのさいわいとはなんだろうか。

 一人一人がちゃんと自分の目で確かめ、自分の言葉で話すようになること。流されずにちゃんと立ち止まる勇気を持つこと。其ノ二のラストシーン、初演時はサイレンで慌てて逃げ出し、再演時はサイレンの中それでも踊り続けると変更しました。3回目はどうしましょうか。あなたならどうしますか。






レクチャーパフォーマンス『ダンスハ體育ナリ 其ノ一 体育教師トシテノ大野一雄ヲ通シテ』 
『ダンスハ體育ナリ? 其ノ弐 建国体操ヲ踊ッテミタ』

2018.10.6. 15:00
10.7 12:00 start
ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター
構成木野彩子
出演林洋子、戸井香織、木野彩子
舞台監督吉田尚弘
音響國府田典明
照明 : 樫村千佳
 
主催:Dance New Air実行委員会、一般社団法人ダンス・ニッポン・アソシエイツ、株式会社ワコールアートセンター
協力:大野一雄舞踏研究所、NPO法人ダンスアーカイブ構想、鳥取県立図書館、お茶の水女子大学歴史資料室・デジタルアーカイヴ


青山ブックフェア

Dance new airでは実はブックフェアも行われていて(青山ブックセンター)本を3冊選んで出してくれと言われ選んでみました。
思えばちょっとセンチメンタルな感じのセレクトになっている。。。他の作家さんと違って童話系なところがちょっと恥ずかしい。でもそれもある意味私らしい。


宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
(文庫化も多数されていますが、初稿版、最終形両方が読めるのはちくま文庫宮沢賢治全集です。なお、結構長くてくじけそうな人にはますむらひろしの漫画版もオススメです。)

名作中の名作。賢治の生涯と大きく四回にわたる書き直しを重ね合わせると、単なる童話ではなく、大人が向き合うべき本だということが見えてきます。来年秋に鳥取県芸術文化祭(とりアート)で全く異なる(?)音楽劇になる予定です。

斎藤隆介作、滝平二郎絵『花さき山』
幼少期にお世話になった稽古場でこのシリーズの舞踊劇を作っていました。どんなに辛いことも、悲しいことも、きっと小さな花になる。そう思うとちょっと元気になれます。初舞台でおほしさま役を踊った(?)『火の鳥』と合わせて忘れられない作品です。

Shel Silvestein The Missing piece
(日本語訳だと『ぼくを探しに』です。)
公演でシカゴに行った際、家の前の持って行って図書コーナーにありました。ぴったり合うからといってそれがよいとは限らない。ゆっくり歩くことで見えてくることもある。鳥取に来て自分なりの速度で歩くことの大切さを思います。

2018年10月8日月曜日

ダンスハ体育ナリ?終了しました。

怒涛のようなまさしく嵐のような数日がすぎ、無事ダンスハ体育ナリが終了しました。
本当は今日が体育の日なんですが、惜しい!残念。(元々の体育の日は10月10日。東京オリンピックの開会式の日。統計上晴れる日を選んだとのこと。こうして考えると2020年オリンピックの真夏って異常だなあと改めて思う)


今日は大学の学祭で、台風で1日ぶっ飛んでしまい、しかも引退式があるので帰ることに。その前に今日からパフォーマンスを行う小林さんとお話しをし(パフォーマンスは見れなかったけれど、展示を見てお話しできたのでよかった。)同僚の関連している展示(ワタリウム)をみ、イメージフォーラムで超長くて衝撃的なめまいを起こす系映画をみてきました。

今回の終わらせ方がなかなか決まらず、ああでもないこうでもないと少しずつ変化をし、1回目2回目の本番それぞれ少しずつ違うのでした。さらにいうと元々書いていた台本(のようなパワポ)とも異なっていて、その元々の案でいくとさらにせつない感じになります。

2回本番をやってやっとこんな感じかなと見えてきたような、そんな感じ。毎回いろんなことが起きてしまうから、驚きの連続。まだまだ修行がたりません。


内容としてはその1、その2両方合わせたことによってだいぶん変わっています。ドイツの話も追加しているしし。ブックレットもその1は手刷りだったものがバージョンアップ。参考文献は一応作っていたけれど、あまりに字数が多く削除したため、手刷りでご用意。この小さい教科書のようなものを読むとこの作品のベースがわかるようになっています。
舞台公演なのですが、レクチャーとして簡易版を行うことも可能になっています。(ご要望あればどこへでも伺います)
オリンピックについて考えるきっかけになってくださればと思います。


空港に赤いケースに入った携帯を忘れ。先週は同じく空港に赤いストール(ほんとうは舞踊体操の敷き布)を忘れ。遠足はお家に帰るまでって言っているのに、忘れもの。反省です。一人じゃダメですね。この作品はみなさんに支えられてなんとかなっているもの。ありがとうございました。






2018年10月6日土曜日

ダン体ゲーテ初日

ダンスハ体育ナリ、連続上演、初日あけました。無事?危ういですがとりいそぎ。
晴れ女なせいか台風の軌道がそれ、はれました。でも学生さん達の学祭が大変。ごめん鳥取。
ともあれ、明日に向けて改良中。
両方あわせてドイツを足して、今の時代にあわせたら、まただいぶんかわりました。いまならまだ笑いながらみれるかも。逆にいうと危うい。いまだからこそできることを、作りましょう。
明日も。




2018年10月4日木曜日

DNA

Dance new air 2018開幕です。

パリでは川口さんが大野一雄っていますが、お留守番担当木野は大野一雄さん体育教師話からの作品上演を週末に行います。
このプロジェクトはダンスアーカイブ構想の溝端さんの依頼で2016年に開始しました。昔のバイト先の上司です。
当時筑波大学社会人大学院のスポーツプロモーションコースであり、お茶の水女子大学の卒業生でもある木野に、修論でバタバタしているそんな瞬間投げ込まれた「女子体育」について考える企画です。
私が抱えているコンプレックスの源であり、おそらく全てのお茶大舞踊教育卒業生が抱えていたモヤモヤを表そうとしたのが其の一。
もともとDNAのプロデューサー宮久保さんはこの作品を見てこの作品の再演を望んでくれました。ダンスは体育なのか芸術なのか。どうして体育なのか。たまたまとはいえ、国立大学で芸術という枠組みでダンスを教えれる現状では唯一の環境にいる私が、筑波大学のスポーツの視点と、お茶の水女子大学が目指した芸術の視点と両方から語れる人として話さねばと思い作りました。
男子体操(兵式体操)きになるよねとして始まった其の二は、阿部定とか色々迷走しながら、出会ってしまった明治神宮外苑聖徳記念絵画館に引っ張られてつくられました。今回場所を移すにあたりドイツについて情報追加。なくなってしまった幻の東京オリンピック(1940)を題材にしています。
半ば強引に両方をいっきに上演。それに伴い、内容もまた一新。
いまも毎日更新中。そしてレクチャーなので、もしかしたら脱線??そういうところは折口さんっぽいです。言霊の力を信じましょうか。恐らく毎回少しずつでも異なると思われます。

そんなこんなで初演時よりいつも支えてくれていた溝端さんは現在パリで大野一雄についてについています。お父さんいないのちょっとさみしい。(ちなみに先日のスタッフ見せで見てもらってはいますが)ムムム。
留守を守ってくれている樫村さんに支えてもらい、あと少し頑張ります。

最後は、当日まで決まらないかも。

それくらいギリギリどころ。