2017年11月8日水曜日

和紙の世界

今回衣装を土佐和紙と因州和紙を用いることにしました。
高知と鳥取の共通項を探していたらそれしか思い浮かばなかったから。
両方とも水に恵まれ、自然も豊か。いい和紙もできるはずです。

今回の出演者浜田さんが和紙工房の娘さんということで和紙をいくつか送ってもらい、それもアイデアに追加。因州和紙は普通に買ってきましたが、次回はぜひ青谷和紙工房に協力を頼もう。

手縫いで縫い縫いしていく作業はかなり大変で、実際着てみてどうかという問題もあったため、高知に着いてから最後に仕上げ。ドタバタではありましたが、美しい白い衣装の数々が生まれました。

ただ浜田さんのお家の工房でいろいろ見させていただいたところ、和紙を糸のようにしてそれで織った布や投網(昔の網は紙で作られていて柿渋を塗っているのだそうです)などもあり、水にも強い強力な和紙の存在を知ったり。分厚くすいてまるで板のように硬い和紙があったり。美術品の修復用にとても薄い和紙を開発し、その技術力で伊野の和紙が生き延びてきた(特に浜田さんのところではフランスなどヨーロッパ各地に販路を広げているとのこと)話を聞いたり。やはり日本3大和紙と言われるだけあり、まだまだ奥が深そうです。


浜田さんはふたりっこプロデュースの名前で和紙を使った作品作りもしています。また、美術作家さんなどへの和紙提供も考えているとのこと。レジデンスも受け入れてくれそうなので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

https://futarikkoproduce.wixsite.com/home

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