2017年12月31日日曜日

このブログをご覧になる皆様へ

○鳥取夏至祭についてはこちら

○大学用HPを作りました。詳細はこちら

公演予定などは今後の公演予定をご覧ください。

○Dance Potlatch ダンスのおくりもの
DVDを販売しています。(驚きの500円)収益金は踊るキノコ基金にまとめられ今後の活動へと生かします。
くわしくはこちらをご覧下さい。
お問い合わせをいただくのですが、送料のほうがかかってしまうため、東京、神奈川の方はBankART studio NYKショップ(馬車道)もしくは綜合芸術茶房喫茶茶会記(四谷三丁目)にてお買い求めいただくようお願いしています。うちのお店でもおけるよという方いらっしゃいましたら、お知らせください。
なお、札幌圏はキノコチケット札幌、鳥取はキノコチケット鳥取で対応しております。
ご希望の方はキノコチケットkinokoticket@gmail.com(@を英数字に直してください)まで。




20th sentiment ( Sapporo Biennale pre-event) film : Katsura Ishida

Mobius鳥取編(Chicago Moving Company 2016)film: Yusuke Sasaki
Mobius東京編(Chicago Moving Company 2016)film: Yasunobu Nakagawa

このページはダンサー木野彩子の現在の活動をブログとして紹介しています。
プロフィールの詳細やこれまでの活動につきましてはおどりこさいこ(http://saikokino.blogspot.jp)をご覧下さい。

This page is Japanese dancer Saiko KINO 's blog. Sorry, this blog is Japanese.
If you need to more detail of Saiko's work, please check Dancer Saiko page(http://saikokino.blogspot.jp), and click the label.


2017年8月22日火曜日

Angels2017

SPAC enfant プロジェクト2017Angels公演が終了しました。

今年8年目。木野は離れ、太田垣悠さんという新しい助っ人が加わり(スタッフも何人か入れ替わり)、新しいメンバー2人が入り、新体制での作品。練習期間は短かったものの、大幅変更多数。でもそれについていける子供達の成長ぶりがすごい。そしてこのシリーズは子供達によって変わるんだなあと実感。これまでもタカセの夢、Angelsともに子供達の個性、キャラクターに合わせて変化しているところがあり、同じ内容を行なっていても全く違うお話になっている(!)なんてことも。
今回はかなり新しいシーンとキャラクターが挿入されました。文字通り秘密兵器、、、。でもこれをどのように説明するべきかよくわかりません。見た人はわかると思うんですけれど、説明できないキャラ、、、。
ニヤカムさんのちょっと飛んだ感じがよく出ています。
あとはタカセの夢を彷彿とさせるシーンが出てきました。
思えば始めの頃カイト(今回唯一の男の子)がニヤカムさんの真似をしていた小学生時代を思い出ししみじみとします。

毎年終わった後に打ち上げがあり(お酒はありません)、皆でお話をするのだけれど、今回は普段の生活が踊りに全てあらわれるという話をしました。勉強したり、稽古をしたりもあるけれど、友達と喋っていたり、恋をしたり、喧嘩したり、いろんな日常で考えていること感じたこと、その人の生き方が舞台上に立っているときに出てくる。だから人としてちゃんと生きていくようにとか。
ひとりぼっちのシーンがたくさんあるけれど、みんなが本当に一つになっているからこそできることなんではないかなという話とか。

今回の個人的学習としては壊すことを恐れてはならないということ。壊すことでさらに新しい発見が生まれる。その壊れる、壊すエネルギーがあればこそだということ。いろんな意味で心が痛かったのだけれど、ホッとして気が抜けました。

また一つ宝物が増えました。ありがとう。





鳥取大学ダンス部自主公演 翔

鳥取大学体育会系ダンス部は3年生までで部員数70名を超える大所帯。私は顧問ですが、学生がしっかりしているので、全部自分たちで動くたくましい子たちです。
毎年All Japan dance festival(神戸)に参加するときは創作ダンスを作るのですが、基本はストリート系で、よく大学学食前で強引にライブを開催したりしています。
部活は週3回ということになっているのですが、どうも裏で色々やっているらしく(顧問的には見ないことにしている)、3年になる頃にはそれなりに上手くなるのです。

今年テストが重なったり、申し込み締切を間違えたり、様々な理由で神戸大会に参加できなかった3年生はでもこれではいけないと自主公演をすると言い始めました。
そして次にあった時には劇場と照明さんを押さえ日程も全て決めてやってきました。(ちゃんと相談しなさいというのが後から教訓として残っています)

色々あって大変ではありましたが、舞台で踊るという経験はなかなかできることではありません。特に人数も多いので、普段のストリートパフォーマンスなどでは全員で踊るという経験すらできません。なので、こういう時間を持つことができたのはとてもとても良かったと思っています。
特にこれまではイオンモールのエスカレーター前で踊るのがメインイベントだっただけに、自分たちがやってみたいなということをやってみる勇気を持つことができた。踊る場所を作ることができるということを知ったのは大きかったと思うのです。

こういう子たちが卒業してからも当たり前のように集まって踊るようになったらきっと変わるんじゃないだろうかとそんなことを思うのでした。


チラシ校正とかちゃんと見せに来ないし、プログラムも見せないまま印刷出しちゃうし、自分たちで頑張る分抜け落ちているところもたくさんありながら、でもやってみちゃうこと。勢いは大切だと思います。

鳥取まちなかデビューです

8月5日鳥取Jazzの皆さんに誘われておそとで踊るらしい@パレット鳥取
と今後の予定に載せていた通り、私もよくわかっていなかったのですが、毎年行われている鳥取JAZZ(今年は11月3、4、5日)の宣伝も兼ねて、行われているストリートライブに参加させていただきました。
さすがに大人数バンドに一人は辛いので鳥取ダンサー田中悦子さんもお誘い。

この日は歩行者天国でたくさん夜店が出ていたせいか、鳥取にこんなに人が!!という驚きの賑わい。
菊池ひみこさんと松本正嗣さんは鳥取でアフターアワーズというジャズライブハウスを開いています。http://afterhours-tottori.jp
鳥取大学ジャズ研をはじめとして鳥取東部といえばジャズのイメージを作ってきた立役者。ご本人は色々やってきたのよという話をします。この日もサンバとか歌うチームもあって、ジャズに限らず幅広く”音楽”を行なっています。
先日も子供達が変わらないとということで、小学校での指導の試みなどをお話いただきました。まず楽しむこと、まず巻き込まれること、できるだけ多くの人に知ってもらうこと。鳥取は人口が少ないですが(何せ全部で55万人)アートに興味を持つ人が増えると嬉しい。知らないから見にこない、聞こうとも思わない。こんな世界もあるんだというとっかかりを作るのは大事なことではないかと。
うまいダンス、うまい演奏のもうちょっと前に戻すこと。

夏至祭と合わせてなぜ私が即興を押しているのかといえば初めての人でも巻き込み、巻き込まれる可能性を有しているから。そして私が純粋に楽しいと思って踊っていた頃を思い出すとそこではないかと。
ジャンルを問わず飛び込んでしまうそんな何でもありな頃を思い出しました。

今年の鳥取JAZZは実は高知で参加できないのですが、これからも少しずつ繋がれたらと思っています。


松本さんに
「なんかね、自然なんだよ、当たり前のようにふっといるの。」と言われたことが印象的でした。自己主張するのではなく、音とともにある。同じレベルであれるようにと私は思っています。

2017年8月2日水曜日

今後の予定(2017.8.2)

○木野踊ります。

いろいろあり、久しぶりに声をかけてもらったこともあり、踊ります。現在のところは以下の予定。呼ばれればどこへでも。おどりこさいこ



8月5日鳥取Jazzの皆さんに誘われておそとで踊るらしい@パレット鳥取
8月11日鳥取大学ダンス部初の自主公演@鳥取市民会館 「からたち」
 (日にち間違っていたらしいです、すみません)何か小さい作品をということで、急遽からたち1曲のみのバージョンで作っています。この前神戸でリクエストがあったのでそれを受けて。ちなみに私、舞台監督です。

10月7、8日弥生祭@妻木晩田遺跡(鳥取)
 夏至祭を見に来た大山チームより是非にとのお誘いが。先日アイヌ刺繍で盛り上がったついでにアイヌ踊りを調べてみようなどの話が出ています。

10月21日@米子市公会堂(鳥取)高木東六の音楽レクチャーとともに。「鶴」
 島根大学藤井先生(高木東六研究者)のお誘いで鳥取出身の作曲家の作品をもとに鶴を踊るらしい。恩返しの方ではありません。ダンス研究的には石井漠が振り付けたらしいのですが、資料は出てきていないので、ちょっと難関です。

11月4日高知美術館中庭(高知)「みみをすます」
 6月のイマイチパフォーマンスで取り上げた谷川俊太郎の詩でリベンジ。今回はMiyaさん(フルート、東京)、カタタチサトさん(ダンス、高松・高知)、浜田あゆみさん(朗読、高知)にご協力いただき、開館記念のお祭りの中、静かな時間を演出します。水辺に降り立つ鳥でしょうか。鶴?!

11月24、25日女子体育連盟全国大会(米子)
 なぜか鳥取で開催される全国大会。前任の佐分利先生が頑張っているので、お手伝いしています。踊りませんが、もう大変です。

12月3日ミニワークショップと小さなコンサート@ちいさなおうち(米子鳥取)
 tottoでもお世話になっている水田さんがやっているアートスペースの企画。米子出張が続きます。

今年の大きな勝負は高知美術館中庭の水でしょうか。


○ダンスハ體育ナリ続編について
現在、来年2月に発表できるように頑張ろう計画が進んでいますが、昨年に引き続き鳥取大学地域学部の教養科目として「グローバル時代の社会と国家」で1時間担当し、お話させていただきました。今でも毎月のようにダン体ゼミ(プロデューサーとの対話)が進行していて、もはやダンスではないけれど、これはこれでまとめなければいけないなあと思っています。ちなみに前回の話題は盆踊りとパラパラの類似性について池袋ニュー盆踊りを参考に。まだまだ続いています。

昨年は明治期の運動会、体操の変遷をたどりながら、オリンピックまで話を膨らませて「体育」がスポーツへと変わりつつある流れを学びました。
今年は1940年になくなってしまった幻の東京オリンピック・万博・札幌オリンピック(すごいな、全部やろうとしていたんだ)にフォーカスを当てています。
というのも、ダンスハ體育ナリで出てきた謎の体操写真、ほとんどが1938年。オリンピックがなくなった年です。しかしその後、オリンピックは中止になっても競技場の造成は続き、体操の流行へと走ります。軍国主義とこの体操の乱立は実はつながっていて、集団で揃って行う体操こそが訓練でありました。
何万人もの人が一箇所に集い同じ体操を一糸乱れずに行う写真が大量に出てきます。また、皇国2600年奉祝祭の関連イベントとして数多くの競技会が開催されました。

昨年のプログラムノーツの言葉です。
ダンスもスポーツも社会に利用されつつ発展してきた。知らず知らずに影響を受けてしまうものだからこそ、知る必要がある。踊る上で大切なことは当事者として感じ、考えること。現代はそんなにファンタジーじゃないし、カッコつけてる場合じゃない。今、必要なことを考えるためのダンス。それを私は作りたいと思う。


今回はダンス関係者ではないため、大野さんのお話はありませんが、西洋的近代的身体を作り上げるために生まれた体操にフォーカスを当て、日本人の「揃った動き好き」について考える内容を目指します。
 そのうちまとめて第2弾、いきます。
鳥取在住者で興味のある方は木野までおしらせください。



グッケンハイムと鳥取デビュー

7月3日旧グッケンハイム邸(神戸)池田千夏トリオ
7月7日鳥取大学アートプラザ 池田千夏デュオ

東京時代に行っていたsound and herbの池田さんが関西に来るというので、グッケンハイムと鳥取で踊ることにしました。ちなみに衣装の金子さんも神戸にはいらっしゃるとのことで白い妖精さんモード(滅多に着ることはないタイプ)の木野お披露目です。

グッケンハイムの時にはトリオだったこともあり、日本の唱歌シリーズとかが入っていて、夏だけれどペチカとか。からたちも。趣のある洋館はそのままでも絵になるので、とても素敵です。実は庭が結構広くて、狙っていたのですが、残念ながら夜は暗くていまひとつ。次に来る時はマチネ設定して外でも踊りたいものです。
最近は鳥取に来たせいもありますが、おそとダンスが増えています。サイトスペシフィックというべきでしょうか。その場所を利用して踊る。
本当はからたちからの時のようにちゃんとリサーチして場所もしっかり使い込んで踊りたいものです。
塩屋いいところでした。神戸とは思われないのんびりした感じで。

鳥取ではうちの学生さんたちがわらわら来る中、水谷さん曲を中心に構成が変わり、ぐっとインプロ色が強くなりました。(曲なのだけれど、自由度が高い)当日リハでああでもないこうでもないと模索してましたが、音もダンスも同列なんですほんとはと言う感じが伝わったらいいなあと。
見に来てくれたうちの先生が「次から次へと世界が生まれてくる玉手箱のようだった」というちょっと夢のような言葉をくれました。もう一つキーワードは「そこ(メール本文を読まないと話からなくてごめんなさい)に世界がひらかれている確かさ」。すごいなあ、見えちゃってるんだなあと。これはかなり励まされます。
遠くへ。エネルギーをおくってみました。

 

みみをすます@スタジオイマイチ(山口)

6月17,18日スタジオイマイチ(山口)
谷川俊太郎「みみをすます」をもとに。
今回夏至祭の直前のかなり忙しい時期ではありましたが、一つ作品を作りました。
谷川さんの詩をもとに朗読を録音し、加工し、それとともに踊るものです。
ここしばらく振り付け的にかっちり作ることができなくなってきていて、(音も生のものが多い)録音した音で踊るということは必然的に固定せざるをえなくなるわけで、なかなか大変です。
音自体も録音に録音を重ね(文字通りの意味で)ある意味、2重3重にいろんな音が聞こえるようにし、Mobiusの時のチラシの音版みたいな感じになりました。
でも動きと音を固定したことで本当に「みみをすます」ことではなくなってしまう。
つまり、この作品のプロセスにおいて、リアルに「みみをすまし」ていたわけで、それを出し切れなくなってしまったという点では未完成なのです。

私がなにものかに動かされている感覚を音上で表すとこんな感じとか、ビジュアルイメージで表すとこんな感じ(Mobiusチラシ)というのはIchIの頃から確実にあって、わかりやすくはできるのだけれど、でもそういうことではなかったはずで。
そういうわけで高知で再挑戦を図ります。

たまたまなのですが同い年が揃って、そういう意味でも面白い回でした。田村さん作品はかっちり作りこみ系だし(超ウェルメイド、名作です)、笹本さんキャラ面白すぎだし、大脇さん専門生かしまくり(テクノロジー系)。地方で活躍している面白い人たくさんいるんです。
そういうわけで日本海側ネットワーク、できるといいな(山口は瀬戸内海にもつながっているけれど)です。


驚くべきは鳥取から山口へは岡山へ出て回った方が早いという事実。片道5時間コース。
でもまた行きます!!

2017年7月29日土曜日

SPAC enfant2017スタートしました。

2010年から関わって来たSPACの子供達プロジェクト今年もスタートしました。
無事オーディションも終わり約1ヶ月のクリエーションに入ります。
木野は鳥取から通うのが難しく(昨年かなり無理しました、実は大学はまだ夏休みではなく来週いっぱいまで授業があるのです)、今年はSPAC制作部に入った大田垣さんにバトンタッチ。でも大田垣さん、バリバリダンサー。なんでこの人制作部なのかわからないのですが、とにかくいるのでお願いすることになりました。フランス語も堪能。ダンサーとしての目もバッチリ。この数日のリハ、打ち合わせでニヤカムさんを確実に掴んでおられ、超安心です。「そうそう、わかるー」と同意すること多数。とても嬉しい。

子供達の今年の課題としては各人が表現者として立つこと。ニヤカムさんに言われたことをとにかく頑張るだけではなく、自分の解釈を持つこと。それを表せるようになることではないかと私は思っています。
そのためにもフランス語がネイティブなニヤカムさんと少しでもダイレクトに話せるようになってもらいたいと思っています。
子供達はまた「でかく」なり、それぞれ進路など悩みを抱えつつ(それを聞く会でもありました。特に卒業生)、前に進んでいます。一期一会ではないですが、この1年ずつがどれだけ大事か。それと同時に演劇ではなくダンスを目指す子達にはやはり海外を進めねばならない現状が辛いところ。
私自身も海外経験者であり、若いうちに行き、ネットワークを作らなければならないのはわかるのですが、、、。
大田垣さんは15歳でフランスに渡ったと言っていました。ジュリー(元同僚)もニヤカムさんも14歳からプロとして働いていました。30前にすでにベテランの中に超初心者、英語も怪しい人が混ざったあの気まずさ。そういう環境であるだけに早くと思いつつ、踊ることが仕事になればいいのか私自身もよくわからないということもまた感じます。
卒業生ともなんのために踊りたいか、なぜ踊るのかという話をしましたが、正直私自身も何が幸いかはわからないのです。自身の立場もあまりにも運やラッキーの重なりでできていて、危うい感じなのです。同僚とも自分のようにならないように育てないとダメだよねという話をするくらい、私が今なぜ存在できているのかは謎です。

私自身が関わったのは7年ですが、ブログにニヤカムさんとのツーショットも載せていただきました。(多分初めてだと思います)
http://spac.or.jp/blog/?p=23297

不在の在にならないように。ちゃんと子供達に託し、前に進めるように。


追記:今でも毎日送られてくるスパカンノーツをドキドキしながら読んでいたりします。子離れできない親のよう。

い族の踊り

昨日のことだが、大学のプログラムで中国と台湾の子たちの授業を1コマ担当することになった。
コミュニティダンスをテーマにということでイギリスの事例(特にオリンピックに重ねてのコミュニティダンスの広がり)や先日行った鳥取夏至祭の話をする。
ついでだからみんなで身体を動かしながら3カ国の学生のコミュニケーションづくりを促す。言葉使わないまま暮らして来たしねということもあり、中国人にも台湾人にも日本語で話す(英語よりもまだ日本語の方がわかるというのがまたすごい)

先生方に頼まれたこともあり、1曲踊ることにする。初めは無音でテキストだけにしようかと思っていた。中国系の曲というと蘇州夜曲くらいしか思い浮かばなかったけれど(戦時を思い出す内容なのでさすがに使えない)、たまたま読んでいた本に雲南省のイ族の詩(姉妹の歌で正直イスメネにぴったりで送ってあげたりする)が載っていて、同時期にCD(詩とは別の琴による演奏だが展開がはっきりしている7分ほどの演奏)も出てきたのでそれを元に踊ることにする。時々こういう偶然が重なることがあり、かみさまのおぼしめしという言葉が浮かぶ。
喜んでくれたのはとても嬉しい。

感想を聞くと鳥のようと言われる。鶴なのか、鷺なのか。鳥捕りの踊りを作るために鳥取に来たのに(笑)鳥の方なのか。。。

鳥捕り募集しようかな。
 追記:↑と書いていたら、鳥博士が来ることがわかり、鳥取部、鳥捕りの由来についてお話しを伺うことになりました。


2017年7月25日火曜日

幻想銀河鉄道

昨日夜から鳥取は雨です。
大雨警報まで出ています。(が、今の所私は降られていないです)雨の神様怒ってそう。。

ともあれ、銀河鉄道について語って来ました。
始まりは高校時代、北村想原作の戯曲を元に出会いました。私は車掌役をしていました(通常の銀河鉄道にはない役です)。
この車掌さん役は原作の第3次原稿に登場する博士役も兼ねており重要な役柄ですが、多分学ランが似合うからとかそういう理由で選ばれました。(ちなみに当時ある種異常なモテ期で顧問の間でファンクラブがあるとか、著書が送られてくるとか謎の状態でした。宝塚のような話です)

2012年に舞台にあげる予定だったのが様々な事情(自身の潰瘍性大腸炎の再燃が主)でできなくなったものの、せめて地域の人と作ろうとしていた部分がAmanogawaプロジェクトでした。当時の記録はウェブ上にあげています。
https://amanogawa-project.jimdo.com

サザンクロスの様子が思い浮かびますが、その後巣鴨教会での上演(からたち)を行い、地元の合唱団の人に協力願い上演し(からたちから)、そうこうしているうちに、私が作っているものは全て銀河鉄道に繋がっていくようになりました。

からたちからは皆死んでいく中、私はずっとそれを見続けるしかない。
叫んでも叫んでもそのように動いていくしかない運命を見て、ごめんなさい、神様に助けてっと聖餐台に転がり上がるような作品でした。

一つ一つの生命の火を消しながら、その声を聞いていく。
ずっと見送り続けていく、そして車掌自体は汽車から降りることはないので永遠に回り続けていくそんな役割だったのだと思います。


お金の問題じゃなく、これちゃんといつか形にしたいなあと思いました。





2017年7月8日土曜日

鳥取デビューです。

昨日、2017年7月7日、鳥取デビューをはたしました。
メビウスも夏至祭も実は踊ってなくて、全てをつくり、照明までして作品にしてる。
昨日は照明しつつも1人で踊りました。
学生の希望者が多く、広報はほとんどしないまま。
でもこの学校からスタートすることはある種必然。
もしかしたら最初で最後かもしれないけど。

私はなぜ全て1人でしなければいけないのかと考えました。
この地ではプロデュース力が必要とされているので、私は踊る必要はありません。



くしくも七夕。
まっすぐ前を見て。ちゃんと生きますように。

翌日気が抜けたのか雨が降る。
(でもスコールにあわずにすごし、かつ家に着いたら降り出す)
でもさすがにそろそろ梅雨入り(遅すぎ)。ゆっくり休みましょうということかなと思っています。

今日も月はでています。


2017年7月6日木曜日

動かされる感覚

夏至祭以降鳥取は異様な晴れが続く。時々一気に降るのだが、また晴れの日が続き、梅雨が吹っ飛んでしまった様子。(一方で大雨に悩まされる地域もあり、非常に困ってしまう)何かよくわからないエネルギーのようなものを感じる。

ここしばらくは移動が続いている。
方違えではないけれど、何か必然的に動かなければいけない時というのがあり、バランスを整えるために、見越して動く。
Mobiusで気がついてからは結構気をつけるようにしている。今ここにいなければいけない必然や動かねばならない瞬間やそういうものは全てのバランスのようなものの上に成り立っている。うまい具合に昔からの友人と話ができたり、新しい出会いがあったりするので、そういうものなのだろう。

今日は鳥取。授業をこなし、最近のカルチャー研究会で日本のコンテンポラリーダンスの歴史について語り、そして踊りつつ、今私がいるところでとにかくこのわけのわからないエネルギーを発散し続けてみる。とりあえず友人も来てしまうし、コンサートも入れてみる。普段基本的にいつまでも寝ているパンダ体質なのに、動き続けている。そして突如訪れる謎の昏睡状態。この3月末くらいにもわけのわからないざわざわ感があった。何に私は動かされているのだろうか。




山口で発表した作品「みみをすます」はこのやばい感をちゃんと収めるために、心をしづめ、遠くの気配に意識をまわしていくところからはじまった。最終的には自分の朗読も含めある意味作品の表現方法というか手法という点で大きなチャレンジになったのだけれど、わかったこと自体は近くにいても遠くにいてもどこにいてもつながっているということだった。しかも一つとか一人ではない。
この動いている状態の時にはちゃんと認識しきれていなくて壊してしまったりもするし、それも必然であったりするという。
私はまだちゃんと固めきれていないのだけれど、作品として見えることと、作品制作過程で私が得るものとは異なってしまうことはある。まだまだ踊ることで学ぶことは多い。






2017年7月2日日曜日

コンペというもの。

私自身がかつてコンペティションに出ていたし、その時頂いた賞が元で生き方が大きく変わったことは事実であるので、世の中の流れを否定することはできない。

が、私はダンサーとしてこれまで経てきた経験を踏まえると、コンペにとらわれないで踊り、作品を作り続けられる環境を作り出すことの方が大切ではないかと考えている。それは経験を経たから言えることでもあり、うちの学生さんや若い子たちには駄目元で出してごらんなどというのだけれど。
友人が新しくダンスのコンペティションを立ち上げ、優勝すると海外公演ができますという。すごいなあと思う一方、私たちは他者のダンスに優劣をつけれるのだろうか?と疑問に思う。そして海外公演をすることは”優勝”しないとできないものなのだろうか。

ランコントルコレグラフィックセーヌサン・ドニ(旧バニョレ振付賞)はかつて横浜でプラットフォームを行っていた。ある時を境にコンペ形式をやめアーティストたちが出会う場所として機能し始めるようになる。それに対し、横浜側はコンペという形式を維持しようとし、それゆえ離れていった経緯がある。(これは故石川さんとお話をしたおり、コンペという形態をとるからこそ質の向上が図られると聞いている)
その後ダンコレはアジアのショーケースとして機能するべく、部門を2つに分けたり、海外プロデューサーを招いたりする形へと変化していった。実際そこから国際共同制作につながっていったりもしている。
選出は様々なタイプのダンスを紹介していくという傾向があり、本来は賞を受ける受けないはあまり関係ないはずで、今現代のアジアのダンスを幅広く紹介するというものである。が、賞を出すとなるとそれが素晴らしいかのように見えてしまう。このセレクトの方向によってはダンスの傾向が偏っていく可能性もあり、非常に難しいことだと私は考えている。

様々なダンスがあって良い。そしてその多様性こそが現代を表しており、それを受け入れていけるような世の中を作っていくこと。そのような思想とは実は逆を行く流れではないか。ダンスは模倣とめまいの遊びから進化してきた(ミミクリ・イリンクスとカイヨワはいう)。競争の原理が働くとスポーツ色が増していく。技術的な向上も起こるだろう。それを目指す一方で、そもそも自分はなぜ、何のために踊るのかをもう一度考えてみてもいいのかもしれない。

アシュフォードさんのAero waveはその辺りを上手くかわしてネットワークを形成している。応募されたビデオを20を超えるで参加ディレクターが見たのち、会議により推薦アーティストを20組ほど選ぶ。その中から各ディレクターがプログラムを立て、結果的に海外公演、ツアーを組み立てやすくする。各ディレクターの色や押し出す方針を尊重しつつ20組を選ぶことで現在のヨーロッパにおけるダンスの流行を示す。
誰かが勝つ、負けるではなく、
それぞれに突き抜けた面白さがあるはずで、そういうものを合わせて紹介するのがフェスティバル(Spring Forward)。
もちろん問題点も多くある。でも継続していくことで見えていくことがある。
Place Prizeをへてここにたどり着いたアシュフォードさんの知恵はアジアでも活かせるのではないだろうか。もう、賞にとらわれている時代ではないと一アーティストでありながら私は思っている。



2017年6月27日火曜日

鳥取夏至祭2017 プログラムノーツ

ごあいさつ
見に来てくださった皆さんへ

 鳥取にやってきて1年が経ちました。学生さんたちとの生活にも慣れ始め、少しずつまちが見えてきました。鳥取に流れ着いて時間の流れがまったく異なるということを知りました。そもそも生きるとはなんだろうか、幸せとはなんだろうか、そんなことを日々考えさせられます。
 このゆっくり時間は日頃ジェットコースターのように走り抜けていく生活を送っていた私にとっては驚きです。鳥取駅前のエスカレーターと同じくらい驚きです。しかし今、この現代においてそのゆっくりさ大事なのではないかなあと思うのです。残念なことに私自身はやっぱり毎日嵐を巻き起こしている最中ですが、この異物であるからこそ、その大切さがわかるのではないか、その感覚をいろんな人に味わってもらおうと思いました。

 今回鳥取面白そうと思ってくれていた友人ダンサーや音楽家を中心にいろんな人をお招きしてみました。多分鳥取に住む人の気がつかない新しい鳥取の良さを発見してくれるはずです。
コミュニティダンスの原型はお祭りにあります。外からやってきた異物と共に一瞬浮かれ騒ぎ、楽しい時を過ごすこと。そのようなハレの時間があるからこそ毎日を豊かに過ごすことができる。小さなハレがたくさん起きて行けばいい。折口信夫は“まれびと”といいますが、よそから来た変わった人たちが始めてしまったこのお祭り、見守りながら時々巻き込まれてみてください。一緒に話し時を過ごすことでわかることがたくさんあるはずです。

 鳥取の人はシャイだからとか、おとなしいからと行く先々で言われました。でもこんな突飛な企画を支え、お手伝いいただいたりもしています。よそから来るものを受け入れるそんな度量があるのも鳥取県民の血ではないかと。変化にも柔軟で、だから麒麟獅子は150以上全て少しずつ違う。

 芸能者(芸術家)はもともと流浪の民でした。最近ではノマドと言います。そんな困ったさんたちを受け入れてくれそうな鳥取のまちなのでたてた企画です。新しい出会いと新しいつながりが生まれていくことを信じています。
 また、今後この活動に関わり応援してくださる方、一緒に参加する方も大募集中です。どうぞよろしくお願いします。


参加してくださった皆さんへ

 まずは今回この鳥取に飛び込んでくださった勇気に感謝します。即興ということで何が起こるかわかりません。しかしきっと楽しいことが起こるはずです。
今回全国各地津々浦々からお越しいただきました。これは私たちアーティストがきちんと場を持ち交流しながら活動を続けていくためのネットワークを作り出したいためでもあります。それぞれの地域に面白い場所や人がいます。そこから何か起こしていくことができないか。一人では難しくとも助け合うことでお互いに呼び合うことでできることもあるのではないかとおもいます。
 作品制作環境を考えると今後地方で活動する作家はどんどん増えていきます。孤立してしまわないように、引きこもりにならないように、新しい空気をちゃんと吸えるようにこのお祭りを設定しました。これは私自身のためでもあります。
 鳥取はなにもないけどなんでもできるは私が鳥取に赴任することを決めた時に言われた言葉ですが、場所と時間と人があります。自由度が高く、とてもゆるやかでのびやかです。ここで発見したことが作品に、あるいはこのまちで滞在制作を行うなど発展していくことになったら私もとても嬉しいです。また、そのまま作品作りに繋がらなくとも、これをきっかけに気軽に鳥取に足を運んでくれるようになったらそれもまた嬉しいです。

 現代の芸能者はノマドでありながら自分の立ち寄る場所も開拓していくのだと私は考えます。鳥取で羽根を伸ばしまた飛び立ち、渡り鳥のようにいくことを祈ります。


内容
23日前夜祭旧ヤマネデンキ
                1845分開場19時開演
                料金1500
                定員:40名
                くじ引きによる即興ダンスと音楽のセッション(オービタルリンク、中沢れいさん発案)
                自己紹介的なパフォーマンス
                ①くじ引きにより3人組を作る
                ②各自が2分ずつ即興を行う(ダンサーは音楽家を指名したり、CDなど用いても良い)
                ③その3人でセッションを行う(4分)
                
24日周遊型パフォーマンス
                15時50分 旧ヤマネデンキ集合16時から周遊型パフォーマンススタート
                料金:1500円
                定員40名
                野外でのパフォーマンス(観客はヤマネデンキで地図をもらって巡回しながら見て回る)
                ガイドとしてパフォーマーが案内します。
                
25日ワークショップ
                10時:いなばのお袋市に出現
                1時30分:わらべ館いべんとほーる(晴天時には階段、わらべ夢ひろば含む)にて

参加費 無料
場所 わらべ館いべんとほーる
申し込みはわらべ館(0857227070)
定員は50(大人も一緒に参加できます)








夏至祭staff
                企画構成:夏至祭実行委員会
                宣伝美術、チラシデザイン:三宅航太郎(うかぶLLC
                宣伝写真:田中良子
                映像:佐々木友輔(鳥取大学地域学部附属芸術文化センター)
                写真:田中良子
                
                主催:鳥取夏至祭実行委員会・キノコノキカク
共催:鳥取大学地域学部附属芸術文化センター、わらべ館、
協力:鳥取市中心市街地活性化協議会、新鳥取駅前地区商店街振興組合、鳥取市公園スポーツ施設協会、本通り商店街、HOSPITALE プロジェクト(旧横田医院、ことめや)、アフターアワーズ,(株)ヤマネ機材、鳥取藝住、totto、鳥取大学学生(地域学部附属芸術文化コース及び教養科目「芸術入門」受講生)、鳥取市内の皆様

鳥取夏至祭3日目ワークショップ@わらべ館

鳥取夏至祭3日目ワークショップ@わらべ館
最後に開催されたのはワークショップ。
童謡と唱歌、おもちゃのミュージアムわらべ館での開催ということもあり、子供向けと思われがちですが、大学生、保護者、そして鳥取ミュージシャンも入り、子供も大人も、ダンスも音楽も両方やっちゃう(ダンサーも演奏するし歌も歌う。音楽家も走り回る)縦横無人なワークショップとなりました。

本来ワークショップは代表者というかリードする人がいるのですが、今回はあえて決めきらず、皆が少しずつ誘導し、少しずつつないでいくという「集団創作型ワークショップ」としました。
大切なことは誰かが引っ張るのではなく、皆で一緒に進むことです。いろんな方向に進みながらでも緩やかなまとまりがある。そんな集団になっていきました。45分間動きっぱなし。大人も子供もただただ遊ぶそんな時間でした。








Photo:田中良子

鳥取夏至祭3日目@いなばのおふくろ市

3日目はおふくろ市に皆集合。
2日間の間に目撃した人たち、新聞報道で知っていた人たちも多く、皆さん楽しみにしてくださる。ありがたい限りです。終演後おひねりと言ってコロッケをもらったり、ちまきをもらったり(ちまきは鳥取の名物家庭料理のようです)



毎月第4日曜日にサンロードで開催されるおふくろ市です。

切り込み隊長中村くん






 お客さんも巻き込みつつ。






 子供達とも踊りつつ
 手拍子が鳴り止まない20分ほどのパフォーマンスでした。
photo:宮北裕美

鳥取夏至祭2日目

夏至祭2日目は街中歩き周遊型ツアー。
事前に想定していたコースが昼間暑すぎて(真夏並みのぴーかん照りでした)断念。急遽規模を縮小してしかしボリューム満点な感じで行いました。
以下の各所に行ってきました。
 はじまりはヤマネデンキ。
仙石さん部屋からスタートです。
鳥取駅前けやき広場

 風紋広場

 アフターアワーズ special guest: 菊池ひみこさん
(踊っているのはJOUさん、ドラムはダミアン)
 さらなるスペシャルゲストは凡ちゃん(生後10ヶ月)
 パレット鳥取では盆踊りが。
 巻き込まれて連れ去られていく人々。
 美しき女子2人(石和田、宝栄)とバスクラ吹き。
 結構ガチで踊ってます。

 鳥取のまちなかをこのような集団(70人くらい)で歩いていることは滅多にないので、皆さんに振り返られます。そもそも歩いているだけですでにダンス。デモ行進ではないです。共謀でもないです。

 袋川の土手もなかなか素敵な舞台です。客席もバッチリあるのです。

 三角公園(正式名は太平公園)



HOSPITALE(旧横田医院)

最後はみんなで踊りました。私も含め。
Photo:田中良子