2017年12月31日日曜日

このブログをご覧になる皆様へ

○鳥取夏至祭についてはこちら

○大学用HPを作りました。詳細はこちら

公演予定などは今後の公演予定をご覧ください。

○Dance Potlatch ダンスのおくりもの
DVDを販売しています。(驚きの500円)収益金は踊るキノコ基金にまとめられ今後の活動へと生かします。
くわしくはこちらをご覧下さい。
お問い合わせをいただくのですが、送料のほうがかかってしまうため、東京、神奈川の方はBankART studio NYKショップ(馬車道)もしくは綜合芸術茶房喫茶茶会記(四谷三丁目)にてお買い求めいただくようお願いしています。うちのお店でもおけるよという方いらっしゃいましたら、お知らせください。
なお、札幌圏はキノコチケット札幌、鳥取はキノコチケット鳥取で対応しております。
ご希望の方はキノコチケットkinokoticket@gmail.com(@を英数字に直してください)まで。




20th sentiment ( Sapporo Biennale pre-event) film : Katsura Ishida

Mobius鳥取編(Chicago Moving Company 2016)film: Yusuke Sasaki
Mobius東京編(Chicago Moving Company 2016)film: Yasunobu Nakagawa

このページはダンサー木野彩子の現在の活動をブログとして紹介しています。
プロフィールの詳細やこれまでの活動につきましてはおどりこさいこ(http://saikokino.blogspot.jp)をご覧下さい。

This page is Japanese dancer Saiko KINO 's blog. Sorry, this blog is Japanese.
If you need to more detail of Saiko's work, please check Dancer Saiko page(http://saikokino.blogspot.jp), and click the label.


2017年7月8日土曜日

鳥取デビューです。

昨日、2017年7月7日、鳥取デビューをはたしました。
メビウスも夏至祭も実は踊ってなくて、全てをつくり、照明までして作品にしてる。
昨日は照明しつつも1人で踊りました。
学生の希望者が多く、広報はほとんどしないまま。
でもこの学校からスタートすることはある種必然。
もしかしたら最初で最後かもしれないけど。

私はなぜ全て1人でしなければいけないのかと考えました。
この地ではプロデュース力が必要とされているので、私は踊る必要はありません。



くしくも七夕。
まっすぐ前を見て。ちゃんと生きますように。

翌日気が抜けたのか雨が降る。
(でもスコールにあわずにすごし、かつ家に着いたら降り出す)
でもさすがにそろそろ梅雨入り(遅すぎ)。ゆっくり休みましょうということかなと思っています。

今日も月はでています。


2017年7月6日木曜日

動かされる感覚

夏至祭以降鳥取は異様な晴れが続く。時々一気に降るのだが、また晴れの日が続き、梅雨が吹っ飛んでしまった様子。(一方で大雨に悩まされる地域もあり、非常に困ってしまう)何かよくわからないエネルギーのようなものを感じる。

ここしばらくは移動が続いている。
方違えではないけれど、何か必然的に動かなければいけない時というのがあり、バランスを整えるために、見越して動く。
Mobiusで気がついてからは結構気をつけるようにしている。今ここにいなければいけない必然や動かねばならない瞬間やそういうものは全てのバランスのようなものの上に成り立っている。うまい具合に昔からの友人と話ができたり、新しい出会いがあったりするので、そういうものなのだろう。

今日は鳥取。授業をこなし、最近のカルチャー研究会で日本のコンテンポラリーダンスの歴史について語り、そして踊りつつ、今私がいるところでとにかくこのわけのわからないエネルギーを発散し続けてみる。とりあえず友人も来てしまうし、コンサートも入れてみる。普段基本的にいつまでも寝ているパンダ体質なのに、動き続けている。そして突如訪れる謎の昏睡状態。この3月末くらいにもわけのわからないざわざわ感があった。何に私は動かされているのだろうか。




山口で発表した作品「みみをすます」はこのやばい感をちゃんと収めるために、心をしづめ、遠くの気配に意識をまわしていくところからはじまった。最終的には自分の朗読も含めある意味作品の表現方法というか手法という点で大きなチャレンジになったのだけれど、わかったこと自体は近くにいても遠くにいてもどこにいてもつながっているということだった。しかも一つとか一人ではない。
この動いている状態の時にはちゃんと認識しきれていなくて壊してしまったりもするし、それも必然であったりするという。
私はまだちゃんと固めきれていないのだけれど、作品として見えることと、作品制作過程で私が得るものとは異なってしまうことはある。まだまだ踊ることで学ぶことは多い。






2017年7月2日日曜日

コンペというもの。

私自身がかつてコンペティションに出ていたし、その時頂いた賞が元で生き方が大きく変わったことは事実であるので、世の中の流れを否定することはできない。

が、私はダンサーとしてこれまで経てきた経験を踏まえると、コンペにとらわれないで踊り、作品を作り続けられる環境を作り出すことの方が大切ではないかと考えている。それは経験を経たから言えることでもあり、うちの学生さんや若い子たちには駄目元で出してごらんなどというのだけれど。
友人が新しくダンスのコンペティションを立ち上げ、優勝すると海外公演ができますという。すごいなあと思う一方、私たちは他者のダンスに優劣をつけれるのだろうか?と疑問に思う。そして海外公演をすることは”優勝”しないとできないものなのだろうか。

ランコントルコレグラフィックセーヌサン・ドニ(旧バニョレ振付賞)はかつて横浜でプラットフォームを行っていた。ある時を境にコンペ形式をやめアーティストたちが出会う場所として機能し始めるようになる。それに対し、横浜側はコンペという形式を維持しようとし、それゆえ離れていった経緯がある。(これは故石川さんとお話をしたおり、コンペという形態をとるからこそ質の向上が図られると聞いている)
その後ダンコレはアジアのショーケースとして機能するべく、部門を2つに分けたり、海外プロデューサーを招いたりする形へと変化していった。実際そこから国際共同制作につながっていったりもしている。
選出は様々なタイプのダンスを紹介していくという傾向があり、本来は賞を受ける受けないはあまり関係ないはずで、今現代のアジアのダンスを幅広く紹介するというものである。が、賞を出すとなるとそれが素晴らしいかのように見えてしまう。このセレクトの方向によってはダンスの傾向が偏っていく可能性もあり、非常に難しいことだと私は考えている。

様々なダンスがあって良い。そしてその多様性こそが現代を表しており、それを受け入れていけるような世の中を作っていくこと。そのような思想とは実は逆を行く流れではないか。ダンスは模倣とめまいの遊びから進化してきた(ミミクリ・イリンクスとカイヨワはいう)。競争の原理が働くとスポーツ色が増していく。技術的な向上も起こるだろう。それを目指す一方で、そもそも自分はなぜ、何のために踊るのかをもう一度考えてみてもいいのかもしれない。

アシュフォードさんのAero waveはその辺りを上手くかわしてネットワークを形成している。応募されたビデオを20を超えるで参加ディレクターが見たのち、会議により推薦アーティストを20組ほど選ぶ。その中から各ディレクターがプログラムを立て、結果的に海外公演、ツアーを組み立てやすくする。各ディレクターの色や押し出す方針を尊重しつつ20組を選ぶことで現在のヨーロッパにおけるダンスの流行を示す。
誰かが勝つ、負けるではなく、
それぞれに突き抜けた面白さがあるはずで、そういうものを合わせて紹介するのがフェスティバル(Spring Forward)。
もちろん問題点も多くある。でも継続していくことで見えていくことがある。
Place Prizeをへてここにたどり着いたアシュフォードさんの知恵はアジアでも活かせるのではないだろうか。もう、賞にとらわれている時代ではないと一アーティストでありながら私は思っている。



2017年6月27日火曜日

鳥取夏至祭2017 プログラムノーツ

ごあいさつ
見に来てくださった皆さんへ

 鳥取にやってきて1年が経ちました。学生さんたちとの生活にも慣れ始め、少しずつまちが見えてきました。鳥取に流れ着いて時間の流れがまったく異なるということを知りました。そもそも生きるとはなんだろうか、幸せとはなんだろうか、そんなことを日々考えさせられます。
 このゆっくり時間は日頃ジェットコースターのように走り抜けていく生活を送っていた私にとっては驚きです。鳥取駅前のエスカレーターと同じくらい驚きです。しかし今、この現代においてそのゆっくりさ大事なのではないかなあと思うのです。残念なことに私自身はやっぱり毎日嵐を巻き起こしている最中ですが、この異物であるからこそ、その大切さがわかるのではないか、その感覚をいろんな人に味わってもらおうと思いました。

 今回鳥取面白そうと思ってくれていた友人ダンサーや音楽家を中心にいろんな人をお招きしてみました。多分鳥取に住む人の気がつかない新しい鳥取の良さを発見してくれるはずです。
コミュニティダンスの原型はお祭りにあります。外からやってきた異物と共に一瞬浮かれ騒ぎ、楽しい時を過ごすこと。そのようなハレの時間があるからこそ毎日を豊かに過ごすことができる。小さなハレがたくさん起きて行けばいい。折口信夫は“まれびと”といいますが、よそから来た変わった人たちが始めてしまったこのお祭り、見守りながら時々巻き込まれてみてください。一緒に話し時を過ごすことでわかることがたくさんあるはずです。

 鳥取の人はシャイだからとか、おとなしいからと行く先々で言われました。でもこんな突飛な企画を支え、お手伝いいただいたりもしています。よそから来るものを受け入れるそんな度量があるのも鳥取県民の血ではないかと。変化にも柔軟で、だから麒麟獅子は150以上全て少しずつ違う。

 芸能者(芸術家)はもともと流浪の民でした。最近ではノマドと言います。そんな困ったさんたちを受け入れてくれそうな鳥取のまちなのでたてた企画です。新しい出会いと新しいつながりが生まれていくことを信じています。
 また、今後この活動に関わり応援してくださる方、一緒に参加する方も大募集中です。どうぞよろしくお願いします。


参加してくださった皆さんへ

 まずは今回この鳥取に飛び込んでくださった勇気に感謝します。即興ということで何が起こるかわかりません。しかしきっと楽しいことが起こるはずです。
今回全国各地津々浦々からお越しいただきました。これは私たちアーティストがきちんと場を持ち交流しながら活動を続けていくためのネットワークを作り出したいためでもあります。それぞれの地域に面白い場所や人がいます。そこから何か起こしていくことができないか。一人では難しくとも助け合うことでお互いに呼び合うことでできることもあるのではないかとおもいます。
 作品制作環境を考えると今後地方で活動する作家はどんどん増えていきます。孤立してしまわないように、引きこもりにならないように、新しい空気をちゃんと吸えるようにこのお祭りを設定しました。これは私自身のためでもあります。
 鳥取はなにもないけどなんでもできるは私が鳥取に赴任することを決めた時に言われた言葉ですが、場所と時間と人があります。自由度が高く、とてもゆるやかでのびやかです。ここで発見したことが作品に、あるいはこのまちで滞在制作を行うなど発展していくことになったら私もとても嬉しいです。また、そのまま作品作りに繋がらなくとも、これをきっかけに気軽に鳥取に足を運んでくれるようになったらそれもまた嬉しいです。

 現代の芸能者はノマドでありながら自分の立ち寄る場所も開拓していくのだと私は考えます。鳥取で羽根を伸ばしまた飛び立ち、渡り鳥のようにいくことを祈ります。


内容
23日前夜祭旧ヤマネデンキ
                1845分開場19時開演
                料金1500
                定員:40名
                くじ引きによる即興ダンスと音楽のセッション(オービタルリンク、中沢れいさん発案)
                自己紹介的なパフォーマンス
                ①くじ引きにより3人組を作る
                ②各自が2分ずつ即興を行う(ダンサーは音楽家を指名したり、CDなど用いても良い)
                ③その3人でセッションを行う(4分)
                
24日周遊型パフォーマンス
                15時50分 旧ヤマネデンキ集合16時から周遊型パフォーマンススタート
                料金:1500円
                定員40名
                野外でのパフォーマンス(観客はヤマネデンキで地図をもらって巡回しながら見て回る)
                ガイドとしてパフォーマーが案内します。
                
25日ワークショップ
                10時:いなばのお袋市に出現
                1時30分:わらべ館いべんとほーる(晴天時には階段、わらべ夢ひろば含む)にて

参加費 無料
場所 わらべ館いべんとほーる
申し込みはわらべ館(0857227070)
定員は50(大人も一緒に参加できます)








夏至祭staff
                企画構成:夏至祭実行委員会
                宣伝美術、チラシデザイン:三宅航太郎(うかぶLLC
                宣伝写真:田中良子
                映像:佐々木友輔(鳥取大学地域学部附属芸術文化センター)
                写真:田中良子
                
                主催:鳥取夏至祭実行委員会・キノコノキカク
共催:鳥取大学地域学部附属芸術文化センター、わらべ館、
協力:鳥取市中心市街地活性化協議会、新鳥取駅前地区商店街振興組合、鳥取市公園スポーツ施設協会、本通り商店街、HOSPITALE プロジェクト(旧横田医院、ことめや)、アフターアワーズ,(株)ヤマネ機材、鳥取藝住、totto、鳥取大学学生(地域学部附属芸術文化コース及び教養科目「芸術入門」受講生)、鳥取市内の皆様

鳥取夏至祭3日目ワークショップ@わらべ館

鳥取夏至祭3日目ワークショップ@わらべ館
最後に開催されたのはワークショップ。
童謡と唱歌、おもちゃのミュージアムわらべ館での開催ということもあり、子供向けと思われがちですが、大学生、保護者、そして鳥取ミュージシャンも入り、子供も大人も、ダンスも音楽も両方やっちゃう(ダンサーも演奏するし歌も歌う。音楽家も走り回る)縦横無人なワークショップとなりました。

本来ワークショップは代表者というかリードする人がいるのですが、今回はあえて決めきらず、皆が少しずつ誘導し、少しずつつないでいくという「集団創作型ワークショップ」としました。
大切なことは誰かが引っ張るのではなく、皆で一緒に進むことです。いろんな方向に進みながらでも緩やかなまとまりがある。そんな集団になっていきました。45分間動きっぱなし。大人も子供もただただ遊ぶそんな時間でした。








Photo:田中良子

鳥取夏至祭3日目@いなばのおふくろ市

3日目はおふくろ市に皆集合。
2日間の間に目撃した人たち、新聞報道で知っていた人たちも多く、皆さん楽しみにしてくださる。ありがたい限りです。終演後おひねりと言ってコロッケをもらったり、ちまきをもらったり(ちまきは鳥取の名物家庭料理のようです)



毎月第4日曜日にサンロードで開催されるおふくろ市です。

切り込み隊長中村くん






 お客さんも巻き込みつつ。






 子供達とも踊りつつ
 手拍子が鳴り止まない20分ほどのパフォーマンスでした。
photo:宮北裕美