2013年8月26日月曜日

ハンダ作品リハーサルスタート

11月末に新国で踊るハンダイズミさんの作品「告知」の練習がスタートしました。
廣田あつ子さん、関口順子さんと初顔合わせ。(下村ゆりえさんは今日はお休み)廣田さんは昔Bankart時代にお世話になったものの、実際に踊るのは初。
気がつけば長身ダンサー3人(手足長い系)集まっていました。(ハンダさん、下村さんはあまり大きくないのですが)これは貴重な機会!楽しみです。
まだチラシも何もありませんが、おってお知らせします。

続けていくこと 銀河鉄道@桜美林

桜美林大学で行われている「銀河鉄道の夜」をみてきました。

7年めになる市民と学生、プロのアーティスト(音楽とダンス)のサポートによるレパートリー作品の上演。毎年オーディション(アフタートークによれば市民の応募も毎年100人近いらしい)によって選ばれたメンバーが6日間という超短期リハーサル(普通演劇のフルレングス公演であれば1ヶ月半くらいはかかります)で上演するというものすごい企画。
はじめは3年、それが5年となり、現在は10年は続けるとプロデューサー能祖さんはいっていました。
日本では多くの作品が一回つくっておしまいになってしまいますが、本当は長い上演に耐えうるレパートリーがあっていい。さらにそれを市民劇(学生も半分いるけれど)にというのはとてもわかるけれど、実は大変な作業。
タカセの夢に携わっていますが、6日というのは朗読劇という体裁(しかし本は読んでいないことがおおいけれど)のと、重要な役を演劇専攻学生が行うことで可能になっていること。また、ストーリーと台詞という固定があるというのも大きいでしょう。
ダンスの場合、身体に入れる作業だけで昨年の夏休みは終わったわけで、抽象性が高い分、時間はどうしてもかかってしまいます。

ただ続けることによって卒業生の関わりや、地元への還元という意味合いが見えてきたとのこと。また学生達も市民(幅広い年齢層の)と出会うことで刺激を受けるとのこと。とてもよい試みだと思いました。特に銀河鉄道は一般市民が関わって行うべき作品だと私は思っていたので余計に共感をうけます。(ちなみに昨年か一昨年も見ていますがそのときも思いました)

ただ装置などの問題があり、他へ持っていくのは難しそう。来年岩手へ行くそうですが、装置なし、練習も3日くらい、しかも地元のコーラスだか鬼剣舞だかと一緒になどとかなり厳しい日程だそう。きちんとつくり込んでいるからこそ、動かすのは難しい。でも動くことで出会う出会いもたくさんある。


宮城さんが韓国ツアー前に「この作品は大きな船のようなものだ。どんな嵐が起きても多少のことではびくともしない。ツアーでもいろんなことがおきるだろうけれど、大船に乗ったつもりでいっておいで」といっていましたが、そういう作品久々にみれたな、という感じがしました。

2013年8月23日金曜日

筒井筒の写真が届きました

帰ってきたら「筒井筒」の写真とレビューが届いていました。ありがとうございます。おどりこさいこより転記。


「筒井筒」
筒井筒 井筒にかけし まろがたけ 生ひにけらしな 老いにけるぞや

振付  木野彩子
僧(演奏) ノブナガケン
紀有常娘 木野彩子


舞踊作家協会第169回公演「森に浮かぶ〜夜の黒い森の上に浮かんでくる一人一人の心象風景」にての上演
日時:2013年 72日(火)19時開演
場所:ティアラこうとう小ホール
芸術監督:牧野京子
スタッフ:照明             関淳子
                舞台監督    山田亜由美
                ビデオ         たきしまひろよし(plastic rains
                写真              古里麻衣





写真:古里麻衣


2013年8月21日水曜日

タカセの夢静岡公演無事終りました。

SPAC enfantプロジェクト 「タカセの夢」2013が無事終了しました。

静岡まで見に来てくださった方もいらっしゃり、ありがたい限りです。

今年は韓国、大阪と移動も多く、怒濤の日々ではありましたが、大きな事故もなく終ることができたこと。また子ども達が一回り成長した姿を見ることができたことはとても幸せなことでした。

静岡BOXシアターはその日のうちにばらされてしまい、既に多くのセットや衣装達は倉庫へと運ばれていきました。まさに一夏の夢です。翌日ニヤカムさん宮城さん対談が行われ、今後どのように発展していけるかなどなどお話をしました。この作品はタカセの夢であり、子ども達の夢でもありますが、大人達の夢でもあるのです。



最終日カーテンコールでよんでいただき、子ども達の第2のお母さんとニヤカムさんに話していただきました。ありがたいことです。今年は特にニヤカムさん稽古が短かったこともあり本当に大変でした。でもこの作品のお母さん、お父さんは私だけではなく関わってきた全スタッフであり、いろんな想いがたくさんつまった公演だと改めて思いました。
現在のメンバーになり2年めでしたが、1期生と呼ばれる卒業生も見に来てくれ、お祭り騒ぎのようになりました。

アフタートークで将来の夢をきかれた子ども達の中にはダンサーになりたいという子も出てきました。しかもかなりの確率で。これからどのように子ども達が育っていくのか、ドキドキしながら見守りたいと思っています。


 これは大阪のバオバブ。平面なのです。
 こちらはBOXシアターのバオバブ、上の部分がまるーくなっています。
 毎年こどもたちから寄せ書きをいただくのですが、今年もやはり。ちなみにスタッフの方からいただいた誕生日プレゼント(ニヤカムさんだそう。たしかにパイナップル好きなのです。本人大笑いでした。)
裏面データがなかったのですが、こんなチラシでした。タカセ、ミユ、シズカの3人がいかに成長したかがわかるチラシです。(写真は初演時のもの。)
今年の写真は追っておしらせします。

追記
静岡新聞さんにのせていただいたとのことでアップします。(2013.09.03)







2013年8月16日金曜日

あすよりタカセの夢静岡公演

あすより静岡での「タカセの夢」公演がはじまります。

今日はゲネプロ(本番と同じように通す)でしたが、既に韓国、大阪のすごい環境を乗り越えてきたこどもたちにはかるがるこなせるものらしい。でも本当はその先を目指していくかどうかだと思うのだけれど、、、。

大阪版から1週間映像がさらに少しかわったり、そもそもバオバブの木の形がBOX仕様だったりとちょっとずつ異なります。今年の「タカセの夢」の本番はまだこれから。




たまたまですがフランス時代に知り合っていたコントラバス奏者スズキケンタローさんがなんとBOXシアターまできてくれました。でも7年ぶりとかであってさすがにびっくり。
日本国内ツアー中でたまたまチラシをみて、「あ、木野さんだ」とおもい、宮城さんとあったときに(昔クナウカ時代に音楽で参加したらしい)きいたらBOXだときいたのできてみたとのこと。静岡で滞在させていただいているお宅もSPACのお得意さんだったそうでそれまたびっくり。すごい、そのつながり。当然のごとくニヤカムさんを紹介しました。フランスパリ在住仲間ですし。
今回はどんな出会いがまっていることでしょう。楽しみです。

2013年8月7日水曜日

韓国からかえってきました

タカセの夢韓国公演は無事終了しました。
本当にハードスケジュールでかなり死にかけましたがみんなよくがんばったと思います。
@釜山空港

劇場はこんなかんじ。機材などかなり古かったり回線が足りなかったりとテクニカル的にはかなり難関だった様子。
2日めはかみなりが落ちてバオバブの後ろにあてる照明機材が途中で消えるなどのアクシデントがありました。(全部消えなくてよかったよと樋口さん)

韓国の皆さんが作成してくれたバオバブの樹。ちなみに不織布でつくられていて軽いです。記念にもって帰りたいんですけれどと話したら、3日徹夜でつくったそうで、うちにとっておくとのこと。フェスティバル終了後劇場は片付けられ、通常の稽古に使用されるようになったのですが、現在もバオバブ(の葉っぱの部分)はつるされていて、コリペ(今回招聘してくれた劇団)の皆さんの稽古をあたたかく見守っているそうです。

フェスティバルのほとんどは韓国国内の公演だったようですが、違う劇場でやっていたソロの女性ダンサーさんはニヤカムさんのお友達でした。(メラニーさん、前はドミニクエルヴュのところで踊っていたが現在はロンドン在住だそう)

演劇村は蓮に囲まれていました。とても美しいです。沼のどじょうが蚊を食べてくれるそうで、この蓮畑ができて蚊が激減したのだとか。



でも、もう大阪へ出発しなければ行けません。
スタッフさんは今日荷物を詰め込んで、バスで移動。子ども達は当日に移動しますが、怒濤のスケジュールです。
さあ、がんばりましょうか。



2013年8月2日金曜日

韓国へいってきます。

「タカセの夢」韓国へ行ってきます。
今日はゲネを終えてパッキング。
大量の荷物を抱えて明日(既に今日)名古屋より釜山経由で密陽にはいります。
怒濤の日々。
ケガをしないよう、無事かえって来れるようお祈りください。

携帯など使えなくなります。どうもwifi環境も危ういのでメールもチェックできなさそうですが心配しないでくださいね。