2010年9月28日火曜日

明日から3連戦

明日から3連戦。
岩間/煉瓦集中練習日です。
稽古場として広いスペースをかりることはなかなかできないので、できるときにまとまって稽古。舞台面を決めたりやるべきことは山積みです。
稽古見にきたいという人はご一報を。ただしかまうことはできません(というよりはむしろ手伝っていただくことになるでしょう。。。いつもそうやって人を巻き込んでしまうのです)
どうぞよろしくお願いします。

Nゲージ

皆さんはNゲージというものを知っているだろうか。
電車ごっこといえば簡単だが、大人の模型あそびの究極みたいなところにある。
あるときはたと思いついて電車を舞台にのせれないかなあと考え、いろいろ考えた結果、そこにたどり着いた。
Nゲージといえば岡本真理子さんの「スプートニクギルー」を思い出す。「まばたきくぐり」同様大好きな作品だけれど(なお、個人的にはまばたきの方がはるかに好きだ)、あれである。
で、調査を開始し、いくつかの量販店等を見に行き、その奥深い世界にアゼンとする。これははまる人がいるのもわかる気がする。。。。
なお、小田急線(うちのもより)6両編成は量販店価格(35%引き)で15000円。高い!高すぎる。
しかしはまってしまうとどうにもならないのだろうなあ。どうしても小田急線がとかあるんだろうなあ、やっぱり◯◯イベントのときの特別塗装の列車が欲しいとかなっちゃうんだろうなあとつくづく思う。
百聞は一見にしかずなので、ぜひ一度脚を運んでみてください。
私もこれがあるまでおもちゃコーナーとか絶対いかなかったけれど、いってみたら、現代のおもちゃってすごいと思わされました。(ゲームとかもさっぱりわからんのですが、圧倒されました)

この熱量にはダンスまだまだかなわないかも。。。
がんばりましょう。

2010年9月27日月曜日

反町接骨院とキャベツスープ

静岡から帰ってきて気が抜けたのか、天候の変化のせいか、一気に体調が崩れ、肩が重くなった。ぐったりしていたら、友人に反町(横浜市)の接骨院に行くといいよと勧められ、いってくる。すばらしいです。保険も利きます。(初診1200円)はじめての人は院長さんがみてくれます。
人間には360だか(正確にはおぼえていません)のスイッチがあってそれにいくつかふれていきますのでといいながら、ささささーささささーと身体をなでていき、ひたすらなでていきます。ダンスだろうとなんだろうと人間食べ物ですよ。油と砂糖はだめです。それが好きだとどうにもならないみたいなことをおっしゃる。
ばれてる。
そんなに油物好きではないけれど、取り合えず基本的にチョコレートが鞄に入っている私の生活。。。(よくエネルギーが切れて動けなくなるのでチョコレートは非常食として常備)

そこで反省をし、お家でキャベツのスープを作り、食べて体調を戻す。
そういえばこのキャベツスープは体調が悪いと必ず食べているくらいよく食べる。しかも生半可じゃないキャベツを一気に食す。おかげで少し解毒したのか、その直後夜からいきなりすごい元気になり、エネルギーが流れすぎてしまう。夜なのに。
そんなこんなで作品制作はぼちぼち続いています。

2010年9月25日土曜日

こどもたちへ

最後にまとめの言葉をということで話したのですが、あまりに急な継続の話しにあぜん。としていたので、うっかりいいことをいいそびれてしまいました。私、やっぱり人前で話すのは苦手です。

舞台はとてもすばらしいけれど、舞台で得たことは普段の生活にも生かされ、また普段の生活で得たことは舞台にまた帰ってくる。普段の生活を大切に。踊ることも大事だけれど、ニヤカムさんから学んだことは踊りよりももっと根源的なことだと思います。
それぞれにいいところがある。
それぞれに苦手なことがある。
たまたま出会ってしまった10人だけれど、おそらく一生続いていく仲間でしょう。
もしかしたら本当におじいちゃんおばあちゃんになったときに再演なんてことがおこるかもしれない。それまで、ニヤカムさんからもらったことを熟成し、普段の自分の生活に生かしていきましょう。
宮城さんやよねじ君にであったのが今から12年前?きがつけばまた出会えたように。きっとみんなもつながっている。

みゆちゃん
おさかなのシーンのみゆちゃんがニヤカムさんも私も大好きで、そこにくると必ず感動してしまいます。なお、三歩すすんで二歩下がるは私の周囲ではやりはじめています。

しずちゃん
はるちゃんの影に隠れがちだけれど、実は強い子なのをしっています。でも照れ屋だから前に出るとちょっと不安げ。自信をもつこと。ニヤカムさんはよくコーラスのしずちゃんはアメイジングだといっていました。

たかせ
たった一人の男の子、大きなお姉様方に囲まれてよくがんばったね。毎日アドリブに笑わされました。これから背が伸びるかもしれない、声も変わるかもしれない、みんなはそのまま小さい高瀬でというかもしれないけれど、大きくなった高瀬をみるのも楽しみにしています。

かなちゃん
ぼーっとマイペースな(別にそれは悪いことではないし、とても大切な要素だと思います)かなちゃんをみていると自分の昔を思い出します。この仲間に出会えたのはとてもラッキー。みんなと一緒にのりこえていきましょう。

さやかちゃん
あの番人役はあなたしかいません。たまたまなのですが、しかしパーフェクトなキャスティングでした。力強い存在感、アクの強さ。シャネルスーツだってよく着こなしてる。楽しみ。

みきちゃん
強い子みき、立っているという当たり前のことをきちんとできると思いました。キーになるところはみき/りこコンビに任せているところがあります。ニヤカムさんも安心して任せたのだと思います。老人への変化は要観察。胴が柔らかいので、腰に注意。

はるちゃん
ニヤカムさんはプリンセスとよんでました。もらったCDの英語をよんでもらいにみんなはるちゃんのところに集合しているはずだとニヤカムさんにはお見通し。しっかりもの、そして演技達者。どこからそのエネルギーがでてるのでしょう?

りこちゃん
最も音感がよかったりこちゃん、裏高瀬ともいうべき重要な役割をいくつかにないましたね。その分宿題もたくさん。りこ2(高瀬2と同じように)としてはいつもきにかけてみていました。怪我はこわいですが、自分の身体とは一生向き合って生きていかねばなりません。私の友人もとてもいいダンサーでしたが、怪我になかされました。何ができるか、逆にそのできないことを表現の可能性へと続けていくことができれば踊り続けていくことができると思います。舞踊の奥は深いです。

あつみちゃん
ある日ニヤカムさんと武田さんと会議をし、あつみちゃんブリリアント計画をたてました。どうも不安げでおろおろしているように見えるのをなんとかしようということで舞台のセンターにきてもらったり、衣装を改良してもらったり。みんなのように脚をあげたりはできないかもしれない。でも踊りというのはそういうことだけではない。そのままのあつみちゃんがでてくることが大切です。おろおろはきの個人としてはゆーみちゃんに救ってもらおうと思ったのですが、ニヤカムさんはそのままがいいといっていました。
そのまま。自信を持ってそのままいてください。

ゆーみちゃん
アフタートークのときに最もきちんとした受け答えをしていた(しかもうまくまとめた)ゆーみちゃん。ニヤカムさんはもし子供たちのなかでリーダーをつくるならゆーみかなあといっていました。(実際には全員がリーダーのようなもので、固定はしなかったのですが)子供というよりは既に大人。みんなをしっかりまとめるお姉さんのようでした。

スタッフのみなさんも本当によく働いていて、
それも子供たちの笑顔がみたいから。
子供たちからエネルギーをもらい、走り続けたプロジェクトでした。
ありがとうございます。

現実問題として私は継続できるのか??すべきなのか???という問題を抱えていますが、またあえるときを楽しみにしています。

SPAC公演終了

SPACユメミルチカラ伊豆の国長岡公演終了しました。
思えばオーディションより既に半年、長いようであっという間にすぎていきました。
怪我もなく、大きなアクシデントもなく、無事に終了できたことが何よりです。(なお、伊豆に行く途中の東名が事故っていて通行できなかったり、落雷でリハーサル中にいきなり停電したりというのはありましたが、スタッフの皆さんのカバー力によるものです。なお、個人的には宿に携帯電話を忘れ、帰りにとりにいこうとしたら大雨にあたり、滑ってスピリッツのように転び、大変なめにあいました)

終了後宮城さんより、
こういうとてもすばらしいピースに出会えたことは幸せなことだし、もしかしたら役者であっても一生かかってもであえない人も多いだろう。おそらくニヤカムさんにとってもこの作品は特別な作品で、このときにこのメンバーに出会えたからこそ、この場所だったからこそできたピースだったと思う。そしてその奇跡は多くの人に共有してもらうべきであるという言葉がありました。このSPACenfantプロジェクトはなんと継続されることになりました。

私もこのプロジェクトはすばらしく、今後もメンバーや振付家が違えども続けていくべきであるとは思っていましたが、この作品(及びメンバー)での継続は予想外でびっくり。子供たちも泣き顔のままびっくり。従って、最後のお別れではなく、じゃあ、またこんどね、それまでに各自が何をできるか考えようという形になりました。
(制作さんも2月ってほんとですか?とびっくり、なので、みんなでびっくりです)

無事に終わりほっとしたとたん、力が抜けたのか、
翌日すぎっこリコーダーずのワークショップを行なったあとがっくりきてダウンしました。体力のなさは相変わらずで、今日はお家でゆっくり休みつつ、パソコン作業を行っています。

2010年9月17日金曜日

安部さんにあう

象の鼻にいくついでに黄金町バザールにちょっと顔を出し、友人の展示をちょこっとのぞき、安部泰輔さんにあう。
安部さんは思い出の布を元に人形をつくっている人で、普段は大分在住。元舞踏家時代もあり、はじめてあったときにはちょうど白州へいく前だったので大盛り上がりした記憶が。。過去北仲、ザイムとなぜか帰国するたびにあってきた不思議な人です。(別に示し合わせたわけでもないのに、くるタイミングが一緒だったらしい。今回は安部さんきてるという情報をえてわざわざ伺いましたが)ぱんだちゃんの生みの親。しかしぱんだちゃんはなくしてしまって、という話しをしたらちゅんさまをくれました。きの鞄にちいさなフクロウ(?)がついています。

ジルジョバンWSの発表

象の鼻テラスで行なわれていたジルジョバンWSの発表をみにいく。
プロフェッショナル対象のWSということで、いってみたら知っている顔をちらほら。
JOUねえさんが通訳。なんと豪華な。(ちなみに私の通訳とは違ってきちんと訳されています)

小型ビデオでダンサーが踊りながら撮ったものをプログラムにいれてランダムに加工、投影するというような実験がおおかったのですが、箱女を思い出しました。
ランダムにというのはギャラリー等のインスタレーション展示の場合有効だとおもいますが、個人的に気にかかったのは時間軸の変更。早送り/巻き戻し等をきゅるきゅるやられると私個人としてはとても気持ち悪い。キノハコノコのときにも思っていたのですが私はそれが苦手のようです。
ランダムに流すというのは実は結構難しくて、すべての映像に一定のクオリティを維持できないのに作品としてどうなのかという意識が私にはあります。どうせならライブのカメラを常にまわし続け、それをランダムに選択流すという形をとり、映像撮影者の意図みたいなものもすべて消し去った状態までいけないか。
いろいろ考えましたが、映像分野は私は弱いということをおもいしる一日でした。

ジルジョバンは昨年ダンストリエンナーレの作品がよかったです。
作りとしてもうまかったし、ユーモアのセンスもあって。賢い人なのだと思いました。
その前にドラビルでみた作品はどうにもこうにもと思いましたが。
静岡になぜかきてて、しかしジャパニーズアフロコンテンポラリーは想像を逸脱していたようでそのことにはほとんど触れられませんでした。ニヤカムさんとお話しているときもそうだったし。波長みたいなものがちょっとちがったみたいです。

岩間稽古

岩間稽古が続きます。
共催ということでご協力いただいている岩間市民センター(横浜市芸術文化振興財団)のホールというとんでもない大きなスペースでちょこんと稽古。
edgeを中心に行ないました。
そもそもこの作品は6帖一間でも練習ができるようつくられていて(実際に稽古したのは学校の体育館だったりするのだけれど)広い場所はいらないのですが、やっぱり違います。特に昨日は友人たちが見にきてくれたので、心強い。
あと一ヶ月です。
正直間に合っていません。
なんとかしなければ。

2010年9月15日水曜日

すぎっこリコーダーずWS

すぎっこWS
これまでもたびたび体操を教えたりしていたものの2時間ぶっ続けで教える初日。
二人組のマッサージからはいり、あっという間に終わってしまった。
しかし予想以上に動けるもので、うれしくなって子供たちの振りもゴールデンエイジに教えてしまう。なにせギャロップもツーステップもスキップもなんやかんやできてしまうのだからすごい。短大生ですらできない子がいるのに!
なぜできるのかといえばおそらく演奏をしているからだろうとのこと。身体を動かすことや指先を動かすことに慣れている。リズム感がある。すごい。
ただ、忘れていたことにゴールデンエイジは60代(もしくはそれ以上)なためばててしまう。そうだった。しかしすごい勢いでいろんな動きをマスターする。

その後舞台監督さん、赤れんが高松さんと打ち合わせ。
舞台の仕組みや、照明について意見を交わす。ぎりぎりまでいることになり、杉田劇場さんにすっかりなじんでしまう。次回は19日。

上地のたびだち

このブログ上にときどきでてくる音楽人上地。
やっぱり呼び捨てなのが申し訳ないけれど、2006年からだから結構長い付き合いで、とてもとても世話になってきました。
前から話しはしていたのだけれど、とうとうドイツに旅立つことになりました。
昨年からシカゴに行く/ノルウェーに/ポルトガルに等々いろいろ考え尽くして結局ワーキングホリデーというビザのとりやすいドイツ(それもベルリン)にいくことにしたそう。
それに伴い、仕事を辞め、家を引き上げ、最後のライブをしと忙しいさなか、ひさびさに会ってきました。不安なのもあるけれど、でも何かに飛び込むことを決めたことでふっきれたようで、元気な顔をしていました。
その昔2004年私も死にそうになりながら渡航準備をしたことを覚えています。
簡単に道は開かないかもしれないけれど、一歩を自分の意志で選びすすみだすことができることはとても幸せなこと。
彼がいないのは木野作品としてはかなりいたいですが、きっとよくなると信じて、笑って送り出しました。
死なないように(笑)。帰ってこないですむなら帰ってこないように(笑)。6年前に自分がいわれたコメントを返しつつ。
元気で!

ニヤカムさんからのメッセージ

帰ってきてメールをあけたらニヤカムさんからメールが来ていた。
といってもフランス語チャンポンなのでビミョウによみきれないけれど。
oriyoooooooooooooooh hello chouchou i upe the show was great, i miss you, good luck for next performance and big kissssssssssss to everry body, peace and love
a tres bientot bon courage bise, dit aux enfants que je les aiment ok, aussi toute l'equipe



hello ms saiko san, it's a pleasur to read from you, just tell to kids, to be strong and beleve them self, they have to thing allways wat i tall them they are the best i beleve them, and my heart it's with you there, thank's all the best and see you soon, kisssss


読めないぞと思うかもしれないけれど、ニヤカム語がわかる人にはわかると思うのでそのままのせとくことにします。

2010年9月14日火曜日

公演のお知らせをおくりました

「かめりあ」公演のお知らせをおくりました。
メールリストに載っている分からなのでもしかしたらまだおくられていない人もいますが、仕方ないです。すみません。
返信で近況をお知らせくださった方、ありがとうございます。
長らく連絡とれていなかった方も多くいて、久しぶりのメールに励まされます。
公演が重ねっていていけないよーとか、実は妊娠しましてとか、様々です。この5年ほどの不在のせいもありフランスのみなさまへ(おかしいのはイギリスの方が長期間いたのに、日本人知り合いはフランスの方が多い)メールを送ることも多く、実際に観客動員につながるかは疑問ですが、元気にたくましくいきているよーというお知らせでもあります。もしよろしければ返信で近況等お知らせいただければと思います。ぜひ!

2010年9月13日月曜日

磐田公演終了

スパカンファン「ユメミルチカラ」磐田公演終了しました。
予想外に大きな舞台で、びっくりしましたが、スタッフの力にささえられてなんとかこなしました。今回は前日の準備の他、終演後ばらしもお手伝いでき(新幹線終電にのりました)、バオバブはこうなっているのか!など多くのことを発見しました。
子供たちもよくがんばり、あの短い時間ではよくぞ対応したものでした。劇場により感覚、舞台袖の感じ、着替え場所他多くのことがかわります。それによくぞ対応できるものだと感心します。

一方で、正直時間不足は否めなく、
やっぱりちょっとダウンしてしまうのは確か。ニヤカムさんの不在もあるけれど、この作品に慣れはじめているところはあるのではないか?それとも劇場に対応するのでいっぱいいっぱいで、出し切れていないのではないか?疲労もあるのではないか?
この後どうしていくのが一番いいのだろうとよねじくん(彼はニヤカムさんに子供たちの兄といわれたらしい)と相談し、ああでもないこうでもないといいあう。

限られた時間であと何ができるのだろう。
またあと何を伝えることができるのだろう。

最後の公演は来週23日。
それまで静岡往復は続きます。

2010年9月9日木曜日

打ち合わせの連続

帰ってきてのここ数日、休む間もなく打ち合わせが続いている。いままでほったらかしになってきた分なので仕方ない。(しかし一回ダウンしました。体力の衰えは認めざるを得ません)
今日はアルテリオチームとの打ち合わせ。1月に開くワークショップ及びクリエーションの内容についてつめる。前回ゆるのび会が好評だったこともあり、ちょっとその延長上で踊ってみないか声をかけようかと計画中。アルテリオチームはスパカンファンも見にきていて、その話しで盛り上がる。
かめりあ宣伝協力をお願いし、ついでにキリコラージュさんにお会いし、帰ってくる。
明日から再び静岡行き。
ニヤカムさんのいない稽古場、気合いをいれていかねば!

2010年9月8日水曜日

かめりあ練習再開

かめりあ
赤れんが倉庫の公演、練習を再開しました。
今回は岩間区民センター(横浜財団の施設)のご協力をうけていて、そこで練習を行なっています。ありがたいことです。
正直、かなり時間的にぎゅーぎゅーで、もうパニックです。
今日もあかれんがチームと打ち合わせをし、チケットをどのように売るか(俗にいう販売促進)計画を立てたり、ワークショップ(すぎっこリコーダーず)の計画を立てたりしてきました。ついでにあかれんがホールをみて、装置配置等を考えました。

そもそも今日チラシ/チケット受け取れた状況でまだまだ宣伝不足。みなさまぜひぜひお越し下さい。

ダンサーとして続けていくということ。

今回子供たちはものすごい盛り上がりをみせ、とてもすばらしい出来の舞台を作り上げました。子供たちも大人たちもよくがんばった。それは確実で、本当に奇跡の瞬間でした。
もし、この時出会っていなかったら、このメンバーでなかったら、このメンバーでも今のこのタイミングでなかったらこの作品はできなかった。もしかしたらつぎに再演する話しがきても、メンバーのなかには卒業/受験など様々な事情で参加できない子がいるかもしれない。高瀬君だって声変わりするかもしれないし、背が急激に伸びているのでどうなっているか。。。
いろんな意味で今限定の作品だったと思います。

子供たちは一回燃え尽き、しかしここからプロとしてのダンサーのお仕事にはいっていきます。大好きな振付家さん(ニヤカムさん)はいません。そこでどこまでがんばれるか。
その昔クナウカ時代の宮城さんは俳優の調子等で舞台の出来を左右させるわけにはいかないと、完全に振りや呼吸、息継ぎまでを固定した作品作りを行なっていました。同じ金額をお客様は払うわけで、ある一定のレベルを毎日越える必要があると。
子供たちはどのように意識をつないでいけばいいのか。

1つにはニヤカムさんから受け取ったものをお客様にきちんとおみせする、もう1つには遠く離れたニヤカムさんにエネルギーをおくりつづける、そしていつかニヤカムさんがもう一度この作品を見にきたときのために自分なりの新しい解釈を見つけ出す。
ラッセルさんにいつかきちんと踊れる姿をみせようと続けていた日々を思い出します。

ラッセルさんは9月終わりに新作(といっても半分は既に発表済みだけれど)をサドラーズでだす予定。規模も縮小、厳しい状況だけれど、いいものができますように。

帰京しました。

スパカンファンとりあえず終了しました。
ニヤカムさんパワー炸裂という感じで、カーテンコールで観客も踊るという静岡でなければみることができない独特の公演でした。
なお、カーテンコールには私もよばれてしまい、この人はなんだろう??と観客に思われながら踊らせていただきました。
元々通訳でもあるのですが、ニヤカムさんと私の英語力の低さを考えると、二人のなかの共通イメージみたいなものでなりたっているのかもしれません。でも個人的にはどうにも照れくさいなあと感じています。私よりはむしろSPACテクチームのがんばりをたたえたい。毎日ウォームアップを必死でやりながら、駆け抜けた彼らをほめたいです。
異様な熱気に死にかけました。
高瀬君は今日のNHK生放送で燃え尽きたといったそうです。
実はまだツアーというものがあり、週末ごとに(しかも日ごとに)静岡と東京を行ったり来たりをします。子供たちを盛り上げなければいけません。
ニヤカムさんの11人目の子供としては、(なお、ニヤカムさんはパパは出稼ぎに行ってくるけれどママ(つまり私らしい)がいるから大丈夫だよねといっていきました、、、)しっかりしなければ。です。

2010年9月3日金曜日

いよいよユメミルチカラ本番です

ユメミルチカラ、いよいよ本番です。
今日はゲネで、まだまだテクニカルは直しつつですが、なんとか通すことができ、宮城さんはじめ皆様にみていただきました。
ニヤカムさんのウォームアップ(劇場入りしてからはテクニシャンも一緒にすることになり、舞台監督の村松さんはじめ、大人も子供も入り交じって行ないます)も残すところ後二回。ハードな作品なので1日2回通すこともできないため、後は本番だけになりました。

しかし、なんて贅沢なことだろうとつくづく思います。
これだけの人と時間、場所をこの一瞬にこめることができるとは。
私はたかだか通訳(兼アシスタント)ですが、この場に立ち会えることを幸せに思います。
Hope good luck!

2010年9月1日水曜日

宮城さんよりおすすめ文

ユメミルチカラ本番が近づき、今も結構テクニカル的にはかなり必死な状況が続いています。まだ衣装ぬっています。小道具も日々レベルアップしていきます。
個人的にはそこまでいってしまっていいのかちょっと迷いますが、(一応日本の大人のコンテンポラリーダンサーなので。)宮城さんからのおすすめ文です。
なお、ブリアタン村の舞踊というのはすごいもののようで、昔民族舞踊の先生が話していたような。


SPAC-ENFANTS『ユ メ ミ ル チ カ ラ』の公演がいよいよ今週末に迫りました。
「こどもが踊る、世界レベルのコンテンポラリーダンス作品」という、ありそうでなかった公演です。
どんなにいい振付家を海外から招いても、日本人が踊ると、「世界にはもっとうまく踊れる人たちがいるよね」という出来になってしまう、という日本ダンス界の壁を、初めて突破した作品だと僕は思います。
(こどもが踊る世界レベルのダンス作品、としては、僕にとってバリ島プリアタン村の民族舞踊を見て以来の感動です。)

しかし、<こどもたちのダンス> というものへの先入観のせいか、一般への券売がひじょうに少なくて、実に残念です。
皆様のまわりのかたがたに、ぜひ薦めてください!
「だまされたと思って見に来てくれ」と。「見逃すな!」と。

見ればわかります。
おとなになるちょっと前のこどもには神が降りてくる、という信仰があちこちに分布している理由が。

宮城