長い間、 私は自分ができることをできる範囲でと暮らしてきました。
そして不快に感じる人がいないように、と今も常に思っています。
作品を作るたびに犠牲者が出る、 その事実と何年も戦ってきました。大分緩和されましたが、 今回は家が壊れた。( ちなみに鳥取夏至祭2020ではパソコン1台と携帯が壊れ、 現在も携帯を持たない生活を継続しています。)
40代になり、 成人なのだから元の家族などどうでもいいと切り捨てていいのかと いえば私にはわかりません。 これまでも何らかの犠牲を出しても行わねばならない公演しか行な ってきていませんでしたが、 依頼があるもの以外の公演をしばらく止めねばいけないと感じてい ます。
転々としながらこれまでなんとか生き延びてきました。 様々な人にサポートされ、これまで公演、 ダンス活動を続けてきました。現在は大学での仕事を得、 世間的にはある種の成功と言えると思いますが、 それもまた許せない、ということです。
私はそもそも、この世の中にいることが許されないのだろうか、 と考え、必要とされる場所を求めずっと転々としてきました。 今もそれは変わりません。ただ、 言えることは自分のことを語る当事者性の高い作品をやめなければ いけないこと、そしてできれば違う名前なのか、 存在を変えて表現活動を行なっていくしかない、そんな感じです。 あとは死を待つ。そういうことなのかと。
このような事情もあり『ダンスハ體育ナリ?札幌編』 についてのコメントを差し控えさせていただきます。また、このブログも当分お休みとさせていただく事とします。
見にきてくださった方々には感謝します。 2009年に作った作品がこのように進化するのかという点でも興 味深く幸せな作品だったと思います。また、 感想にも励まされました。ありがとうございました。
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