2011年9月20日火曜日

札幌稲雲高校ワークショップ

札幌は稲雲高校の演劇部にワークショップにいってきました。
文化庁の「次代を担う子供の文化芸術体験事業」の一環で(ありがたいことです、昔はこういうのなかったですよね)3回シリーズの最後の回でした。
1回目は石狩演劇部合同公演の皆さんと。(これについてはコンカリーニョさんのコラムにのせました。)
2、3回目は現在創作中の作品につながるようなかたちにしました。
「あおばと」というちょっとかわった鳩さんが稲雲高校のそばの海辺にいるのですが、その鳩と少年の心のふれあいを描いています。身体ほぐし、ストレッチなどのあと、はとらしい動きを考えたり、はしり方とび方などをいろいろためしてみたり、様々なことをしました。
そして最後に少年が去ってしまって、のこされた鳩(そのときは少女の姿)の気持ちについて考えるということで、孤独を感じる時間をとりました。
ゆっくりと身体を崩していく、皆で横たわる、その中で一人取り残されてぽつんと立っている。ものすごい時間はかかりますが、とても心を打つ、印象的なシーンになりました。
実際の公演でそのシーンがはいるわけではないにしても、学生たちの中には涙が止まらなくなってしまう子も出たりするくらい、おそらく、一生を通じて忘れないだろうような感覚を得たのではないかと思います。想像力がいかに大切か再確認しました。動ける動けないということを越えて、共通のイメージを持っていれば世界をみせることができる。シンプルな、でもとてもすてきな時間でした。
稲雲高校の公演は10月2日。見に行けなさそうですが、よい公演になることを祈っています。

今回ワークショップを手伝ってくれたのは、「教文コミュニティダンス部」のヒロくんとちひろさん。ヒロくんは踊りにいくぜ(2009)の時からしっています。ダンスを一般の人に広めるにはどうしたらいいか??などなどいろんな話しをしました。そしてこうやってがんばっている人をみると励まされます。楽しみです。なお、「教文コミュニティダンス部」は1月の踊りにいくぜ(なんと札幌復活しました!)で発表します。二人ともダンサーとして参加するのをあきらめてコミュニティダンス部の公演を盛り上げることに専念(予定)。きっといい舞台になるに違いありません。

また、ワークショップのアレンジはコンカリーニョのゴッドマザー斎藤ちずさんがしてくださいました。様々なフォローありがとうございました。教育大の学生さんがインターンできて記録をまとめてくれたりもし、とても心強かったです。

自分一人で動くのはなかなか厳しいですが、こうやって助けてくださる人がいてなんとか続いています。とてもうれしく思います。

おまけですが高校時代の友人の弦巻くんがコンカリで公演前の稽古をしていて、ばったり会いました。そうやってまた新しい人のつながりができたりして、それもまた楽しく思います。

ありがとうございました。

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