NPO法人芸術家とこどもたちが開催しているパフォーマンスキッズトーキョーの発表をみにいく。
都内公立小学校へアーティストが小学校で10回(およそ)のワークショップをへて学芸会等で作品を発表する企画で、新井英夫さんの回と田畑真紀さんの回をみにいきました。
http://www.children-art.net/pkt/pkt_school/
新井さんは音楽との作品づくり(題材は教科書に出ているお話を元に脚色した演劇色を含む内容、演奏は子どもたちが音を出すこともあるが、新井さんとアシスタントさんが主に演奏)、田畑さんは支援学級の子どもたちと一緒に踊りながらの発表で、それぞれ全く異なるアプローチ。まさしく三者三様です。
たった10回(なにぶん小学校の時間は短い)なので、正直よくまとめていると思うし、それぞれの色が出ていてとても面白く拝見しました。また、他の学年の演目も自作劇、ミュージカル(?)、様々あり、先生方ががんばっているのがよくわかります。井上ひさしの11匹のねこがあらわれたときには驚きました。(ただしあの重い、暗い、衝撃的なエンディングではなかったのですが)
たまたまいった学校だったのですが、この2つの学校両方とも来年廃校とのことでした。それはたまたまプログラムにかいてあったり、PTAの方々がコーラスで校歌を歌ったからわかったことでした。
母校がなくなるということ。
実はそこに大きなドラマがあると私は思いました。
おかあさんもおばあちゃんもいっていたような学校がなくなるということ。
町が発展し、高齢化が進み、こどもの数は減り、閉校はあたりまえのことかもしれません。しかしそれは社会の効率の上でそういえるだけではないか。そこに気持ちが残っている人と最後に絶対忘れないような何かをのこせたら、と思ったりします。
私自身の小学校の母校(東京と札幌にありそのうち東京の方)はなくなってしまい、現在はプラネタリウム、劇場、図書館という複合施設になっています。大人になり、その劇場にて踊らせていただいたことを「からたち」「からたちから」で語っています。
過疎化は地方だけではないのです。
この発表会、学校ということもあり芸術家とこどもたちの関係者に限られますが、あらかじめコンタクトをとっておけば、ダンサーさん他コミュニティダンスに興味がある方は見ることができるようです。ご興味のある方はぜひ。
0 件のコメント:
コメントを投稿