2013年6月15日土曜日

ノブナガリハ

ティアラこうとう「井筒(仮)」のためのリハーサル。
今回はあまりリハーサル時間がとれないので、貴重な練習。普段はお家で一人練習ですが、今日はノブナガケンさん(パーカッション)とのリハーサル。

ノブナガさんの楽器はフレームドラム。大きいタンバリンのような物で、たたいたり、ブラシでこすったりして音を出します。TIO(Tokyo Improvisers Orchestra)のときにお会いして、密かにお坊さんみたいな人だ(別にお坊さんではないです)と思っていました。そしてフレームドラム、どこからどうみても”お月さま”にみえます。

能の井筒はこんなお話
旅の僧が在原寺というお寺にやってくる。
そこへ通りかかる里の女。
女は在原寺は在原業平のゆかりの地として昔業平と縁のあった紀有常のむすめの話しをする。業平は一時期他の女のもとに通ったが、むすめの歌にひかれて元に戻った話しと幼なじみの頃にかわした約束について語り、実は自分はその有常のむすめだといって消えてしまう。
その後僧の目の前に業平の形見の衣をきた亡霊があらわれる。井戸の底に写った自らをみて業平を思い出し舞い始め、一体化する。自らの老いた姿に気づいた瞬間消えてしまい、僧の夢も覚めたという。


これはノブナガさんだろうと思い立ち、急遽お願いしてみました。
「しづ」も「井筒(仮)」も実はかなり近い内容で、とても興味深く取り組んでいます。
でももっというと「IchI(spring loaded version、日本ではやっていないのですが実はIchIは3種類あります)」もつながっていて、「日本物」「待つ女」シリーズと名付けたいところです。
今日はなぜか小川先生(牧野先生の代講をしてくださっているクラシックバレエの先生)まで見に来てしまい、一回目の二人であわせるリハなのに恐ろしい展開になりました。
ノブナガさん、ありがとう。どうぞよろしくお願いします。

ご興味のある方はキノコチケット:kinokoticket@gmail.comまで。

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