各種舞踊表現という授業の一環でダンサー振付家のKENTARO!!さんに鳥取に来ていただきました。忙しいはずなのですが、ありがたい限りです。
鳥取大学芸術文化センターは超少人数(しかも皆がダンサーを目指しているわけではない)なので、贅沢なワークショップとなりました。ついでにダンス部の皆さんにもちょっとレベル上のクラスを行っていただき、3日連続。私もかなり勉強させていただいた感じです。
ストリートダンスを元々していたところから自分らしい表現を求めてコンテンポラリーのジャンルに流れてきたこと、これまでやってきた演劇や音楽が作品の中に生かされていることなどいろんな話をしてもらいました。14の頃からクラブなどで踊るようになり、当時一緒に踊っていた仲間たちには今第1線で活躍している人もいるとのこと。それぞれの道で磨き続けてきた結果、それぞれの道で生き延びている、評価されるようになっているということで、それだけ没頭していた時代があったからこその今であり、その基礎をしっかりやる時はやっぱり必要なのだろうと私は思いました。
個人的にはこの人カンパニーを育てるのがえらいなあと。
(当たり前なのかもしれませんが、私はそういう団体を持たないので、尊敬してしまいます)自分に厳しくメンバーにも厳しそうですが(かなり)でも一緒にグループを作り、一緒に生き延びていこうという覚悟みたいなのが見える人です。作り方とか考え方的には私は真逆なので、頭が上がりません。(これは初めて会った2008年くらいの頃からずっとそう思っています)
最後に即興で踊ってもらったのですが、最後のが一番よかったなあと。
多分ボキャブラリーもたくさんあるのだけれど、それを超えちゃったところにある自由さ。ストリートダンスは型がかっちりしていて、それが入っていてこそなのですが、最終的にはその領域に行くべきもので、型を超えるものではないか。守破離を思い出しました。
ストリートとクラシックバレエは似ているとも。私もそう思います。
基本的にこれすごいでしょ!を見せるもの。でその中にある表現。でも本当にすごい人はそこを超えて表現が見えてくる。
いいものを見させていただきました。
私も頑張らなきゃです。
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