大学の先生なので、大学の研修授業ということで、学生さんに連れられて(今回は本当にお供のお供のよう)奈義町に行ってきました。
岡山県勝田郡奈義町は人口6000人の小さな町ですが、合計特殊出生率が2.81(!)と日本一。子育てがしやすい環境づくりを行っていると聞いて、その取り組みをまちづくり戦略室の方にお尋ねしに行ったのです。
そもそも、この奈義町の決断は市町村合併を行わないというところから始まります。そのためにどのように緊縮財政をしくか、また若い世代が移住したくなるような町を作るにはどうするかということを町民が話し合い、タウンプライドとグランドプラン、長期目線で見た奈義町の将来、未来予想図を作りました。
詳しくはナギカラをご覧ください。
http://nagikara.jp/about/
町長が変わっても、みんなで作った理想を追い求めていこうと頑張っていたら、気がついたら近隣の町が衰退していく中、小さいなりにまとまりのある、団結力のある町に育っていました。
20年以上前に作られた(一時期はお荷物という声まであった)磯崎新渾身の現代美術館(こちらもかなり素敵です。その場所と、その展示品のための建築になっているため展示替えなどができません。でも時事刻々日差しが変化していくため、ゆっくり時間を過ごすのには良い場所です)もあります。自然も豊かです。アートと自然の町としてイメージを作り、平田オリザさんはじめとしていろんな協力者をえて実現に向けて動いています。
何よりその戦略室のおじさまたちのエネルギーがすごくて、人の力って大きいと思いました。奈義町、元気です。
ここの人たちの誇りにしているのが横仙歌舞伎
http://www.town.nagi.okayama.jp/kankou/kankou_spot/miru/yokosen-kabuki.html
松神神社で毎年4月29日に古い舞台(なんと回舞台が付いている)を用いて上演するのだそう。気になります。
翌日はOibokkeshiの菅原さんのワークショップを受けさせていただきました。介護福祉士としての生活から老い、ボケ、死と言ったネガティブなイメージをいかに受け入れていくかをテーマに現在91歳の岡ジイさんほか個性豊かな役者さんを率いて劇団を運営しています。
かめりあを作った時を思い出しました。
今の時代にとって必要な演劇とは何かと突いているような気がします。
地域学部という学部にいますが、
今地域において必要なもの、ことは何かということも考えます。
便利になったり、経済的に豊かになることだけが幸せではない。
今ある生活を受け入れていくこと、その中にある光を見出すこと。
奈義町はこの決断(市町村合併の拒否)は自衛隊があったからこそできたとも話していました。日本原演習場や駐屯地があり、自衛隊関係者も多く住んでいるからこそ、なんとかなるかもしれないと思ったとも。きれいごとばかりではないですが、それもまた勇気かと。
おまけ
なんと奈義町全域wifi freeです。
神山状態です。
あまりに居心地が良いせいか、移住者が増えて、空き家整備が間に合っていません。頑張ります!と戦略室の方はおっしゃっていました。
岡山県勝田郡奈義町は人口6000人の小さな町ですが、合計特殊出生率が2.81(!)と日本一。子育てがしやすい環境づくりを行っていると聞いて、その取り組みをまちづくり戦略室の方にお尋ねしに行ったのです。
そもそも、この奈義町の決断は市町村合併を行わないというところから始まります。そのためにどのように緊縮財政をしくか、また若い世代が移住したくなるような町を作るにはどうするかということを町民が話し合い、タウンプライドとグランドプラン、長期目線で見た奈義町の将来、未来予想図を作りました。
詳しくはナギカラをご覧ください。
http://nagikara.jp/about/
町長が変わっても、みんなで作った理想を追い求めていこうと頑張っていたら、気がついたら近隣の町が衰退していく中、小さいなりにまとまりのある、団結力のある町に育っていました。
20年以上前に作られた(一時期はお荷物という声まであった)磯崎新渾身の現代美術館(こちらもかなり素敵です。その場所と、その展示品のための建築になっているため展示替えなどができません。でも時事刻々日差しが変化していくため、ゆっくり時間を過ごすのには良い場所です)もあります。自然も豊かです。アートと自然の町としてイメージを作り、平田オリザさんはじめとしていろんな協力者をえて実現に向けて動いています。
何よりその戦略室のおじさまたちのエネルギーがすごくて、人の力って大きいと思いました。奈義町、元気です。
ここの人たちの誇りにしているのが横仙歌舞伎
http://www.town.nagi.okayama.jp/kankou/kankou_spot/miru/yokosen-kabuki.html
松神神社で毎年4月29日に古い舞台(なんと回舞台が付いている)を用いて上演するのだそう。気になります。
翌日はOibokkeshiの菅原さんのワークショップを受けさせていただきました。介護福祉士としての生活から老い、ボケ、死と言ったネガティブなイメージをいかに受け入れていくかをテーマに現在91歳の岡ジイさんほか個性豊かな役者さんを率いて劇団を運営しています。
かめりあを作った時を思い出しました。
今の時代にとって必要な演劇とは何かと突いているような気がします。
地域学部という学部にいますが、
今地域において必要なもの、ことは何かということも考えます。
便利になったり、経済的に豊かになることだけが幸せではない。
今ある生活を受け入れていくこと、その中にある光を見出すこと。
奈義町はこの決断(市町村合併の拒否)は自衛隊があったからこそできたとも話していました。日本原演習場や駐屯地があり、自衛隊関係者も多く住んでいるからこそ、なんとかなるかもしれないと思ったとも。きれいごとばかりではないですが、それもまた勇気かと。
おまけ
なんと奈義町全域wifi freeです。
神山状態です。
あまりに居心地が良いせいか、移住者が増えて、空き家整備が間に合っていません。頑張ります!と戦略室の方はおっしゃっていました。
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