最近は尋常じゃない忙しさが続いていて、毎日深夜帰宅が続いています。まさしく終電生活。なお、私のエリアで終電というのは家につくと1時過ぎなのでかなりきびしかった。しかしよくわからないなりに充実はしていると思う日々。
昨日スパイラルでKAMPという舞台をみた。
(その前にD倉庫でじゅんじゅんさんの舞台もみたが、それはまたの機会に)
KAMPとは収容所の意味。
そのものずばりアウシュビッツがテーマのパフォーマンスである。
私は長いヨーロッパ時代、実はあんまり一人で旅行にでたことがない。友人にあいにいったり、ツアーだったりで出かけてはいるが、プライベート一人旅はほとんどしなかった。そんななか訪れたポーランド。(なお、アウシュビッツはポーランドにあるということが意外にしられていない。ついでにいうとベルリンのユダヤ博物館もみにいきました。)
今回のパフォーマンスは舞台一面に模型の収容所があり小さな人形が並んでいる。それを動かしながらその様子を映像でリアルにながすというもの。簡単にいうとパフォーマーは人形をもって移動し、おいて撮影する。また移動する。おいて撮影するという超反復運動しかしない。そして人形もなんだかかわいらしいちびっこちゃん。動いたりはできない。
そのシンプルさ、しかしだからこそ、大きなものに動かされ死へと追いやられていく様が明らかとなる。
パフォーマンス自体は50分ほどと短いがその後1時間以上にわたるポストトークがあり、とても興味深かった。中谷さんというアウシュビッツ公式ガイドさんもやってきて(しかも成田に到着してそのままきたらしい)舞台という形でこの事実を伝え共有していくということの大切さを語ってくれた。
大量の靴と、大量の髪の毛、大量の眼鏡、大量の義足、、、そうしたものを思い返すとボルタンスキーもかなわないと思う。
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