いつもお世話になっている皆様へ
こんにちは
まだまだ寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
私の方は筑波大学社会人大学院にて修論を作成する年末で、すっかり年越しそびれてしまい、年末年始のご挨拶もしないままとなってしまいました。おかげさまで無事「コミュニティダンスの歴史的原点と概念の再構成に関する研究―日英の現状からみたプロモーション再考のために―」というタイトルでまとめました。これまでイギリス、日本と転々としながら関わってきたことがすべてつながってきたような気がしています。まだ口頭試問などもありますが、今後も学びつつ踊りつつ続いていくのだと思っています。
今日はレクチャーパフォーマンスのご案内をお送りさせていただきます。
私は現在筑波大学(その昔は師範学校、東京教育大という名前でした)の学生ですが、その向かい側にあるお茶の水女子大学舞踊教育学科(同様に女子師範学校)の卒業生であり、かつては中学高校の教員をしておりました。その頃からしばしば「なぜダンスは体育なのか」と問われることが多くありました。また私自身が踊るダンス(と少なくとも私が思っているもの)と現場で必要とされているもののギャップに戸惑い、そしてコンプレックスのようなものを抱えてきていました。
現在多くのスポーツマンたちに囲まれてダンスを見ると、ダンスはあまりにも知られておらず、そしてあまりにもイメージがわかないものらしい。
そして私に限らずダンスの人は何かもやもやを感じているものらしい。
そもそもなぜ体育なのか、そこにはそれなりの理由があるはずです。
大野一雄さんは元体操の教員でした。女子校に赴任するならダンスだろうと石井漠の門を叩いたと言われています。ダンスが体育でなければ舞踏家大野一雄は生まれなかったかもしれない。
ダンス教育の歴史に触れながら、そもそもダンスとはなんだろうかと考えるきっかけとしていただければと思います。
最後になりますが、春より鳥取大学地域学部芸術文化センターに入ることになりました。学校現場で学生たちと学びつつ、創作活動を続けていきます。また様々なアーティストを招く事業を展開していくことができればと思っています。まだ転居先は決まっておりませんが、追ってお知らせいたしたいと思います。今後ともご支援、ご鞭撻をよろしくお願いします。
木野 彩子
おどりこさいこ:saikokino.blogspot.com
Amanogawa プロジェクト:amanogawa-project.jimdo.com
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