ダンスと暮らし@スタジオイマイチ(山口)
夏至祭に参加してくださる大脇さんイフクさんご夫妻に誘われて山口へお邪魔する。この準備でてんやわんやなところだけれど、中国ネットワークとかできたらきっと楽しいのではないかと思いちょっと強引にいってみたら、またいろんな人に出会う。
今回のタイトルはイマイチさんがつけたものだけれど、踊ることも生きることも変わらなくなってきた私としてもぴったりで、結局最終的にはその人のあり方が問われるものなのではないかと改めて感じた。
まだ20歳の祥子ちゃん(山田うんさんのところのダンサーさん、高校卒業してそのまま飛び込んだ強者)の若々しくキレのあるダンスから、純子ちゃんの初々しさ溢れるダンス。
たまたま40歳と年齢がかぶってた大脇さん、笹本さん、田村さんはさすがの作り。(でもそれぞれまったく異なるテイストだったことも素晴らしい)初日行ったらモーションキャプチャーのプログラミングの凄まじい早さに衝撃を受け、さらにくまさんに大うけ、この組み合わせ、このセンスなかなかないです。そして笑いも織り交ぜてる(大脇さん作品)。かと思えば即興的に話を合わせているのかと思いきやかなり緻密に笑いも取りつつまとめる笹本さん。(彼自身の身体能力がかなり高く、2日目までにどんどん動きのグレードも上げてきているあたりがまたすごい)でも多分今回の一番は田村さん作品かなあと。なかなかこう言う作品を作りこめる人は多くない。10分弱の短い作品だけれど、いろんな要素が盛り込まれているデュオ。聞くと10年ぶりに踊ったのだという。アメリカにいた頃、ワークインプログレスを積み重ねて作った作品でかなり踊りこんでいたから、結構体に覚えていたとも。そういうマスターピースって大事だと思う。
ある意味夫婦の形であり、家族の形であり、この作品を節目ごとに踊り続けていくようなのもいいんじゃないかなあと思うようないい作品でした。
企画をしているイフクさんは0歳児の母。田村さんも3歳児の母。子供達もたくさん見る中、また練習中も子供達と遊びながら過ごす時間でした。こうしてみると父であり、母でありという家族との生活の中で生まれてくるダンスってあるのです。
このスタジオが10年続けてきたからこそあるお客さんとの関係性とスタッフたち。優しく温かい輪に混ぜてもらって穏やかな時を過ごしました。
1日目ここしばらく忙しかったせいもあるけれど、すごくよく眠りました。(安心したのかたまたま山口で聞いた話がいろんな意味で人を救うようなものだったせいかよくわかりません。)
最後にcheersさんで踊る時、オーナー兼シェフのあっちゃんさんが踊ってくれました。一曲はスパイスケーキのダンス、もう一曲は結構シリアスな踊り。年齢とともにある暮らしの中のダンス。
ダンスと暮らしのタイトルはいいえて妙で。
私はまだまだちゃんと暮らすことができていないような気がしたりもしました。
0 件のコメント:
コメントを投稿