2014年12月31日水曜日

ハイデルベルク信仰問答

巣鴨教会さんに関わり作品づくりをしていく過程で、聖書についての勉強会に参加することになった。かれこれ1年半。そのテキスト「ハイデルベルク信仰問答」がこの12月28日終了しました。

長かったです。
私の仕事の都合もあり、日曜日の礼拝になかなか伺えないので補講などもあり、なかなか大変でした。

ハイデルベルクというのはドイツの町の名前。キリスト教の中でもプロテスタント、しかもカルヴァン派と呼ばれる方々が聖書について学ぶ際に使っているテキストで、聖書の抜粋ともいえる文章とその文章の元になる聖書の箇所が示されており,それをひたすら音読していくというもの。
これをつくった人がすごいとまず思う。聖書の1文1文すべて網羅しているのか。
さらにここで基本は音読というスタイルもすごい。
大きく語らず、それぞれに悟らせるというのが基本の様子。(そういうところ仏教にも近い気がする。この分かりやすいテキストを用意しているあたりが既に違うともいえるけれど)
補講のときなどいろいろ質問し、それに答えてくれる牧師さんもすばらしい。

本当は洗礼前の求道者さん向けの講座だったらしいけれども、ごめんなさい、私はやっぱり洗礼をうけることはできませんと話しました。ゆるやかに教会さんとかかわっていければということになりました。このハイデルベルグにおける対話は本当にそのまま銀河鉄道のリンゴの青年とジョバンニの対話になるような気がして、いろいろ考えさせられました。

「からたちから」は再演しないの?と何人かの人にいわれました。ここで作りなおすとしたら、私はきっと神さまについて牧師さんとお話をするところから作るような気がしました。でもさすがにまだ私の勉強が間に合っておらず、今年は難しかったです。がんばって勉強したところで先に進まれてしまうので、結局間に合うということはないのかもしれません。幸か不幸か。

「からたち」と「からたちから」は円がひらいてとじるまでを示していて、私はかなり気に入っています。ここにすべてが既に見えているということが分かってきてそれもまたすごいと私は思う。この両方をみた人は実はあまり多くなく、それが少し残念。


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