2018年5月24日木曜日

ダンスの授業をどのように展開しているか

ダンスの授業をどのように展開するかは結構難しい。
何せ半年間でマスターなどできるはずもない。
しかもダンス初めてだ。(だが、むしろ経験をしたことがないくらいの方が入り込める)

そこで、現在は様々なダンスの歴史的背景や映像を見る時間(20分程度)とその体験あるいはそれに関連した身体遊びを行いながら、なんとなく舞台芸術の流れをかいつまんでいく(70分)という前半とそれらを元に自分独自の踊りを作る後半に分けて展開する形を試みている。

クラシックバレエ 
 ジゼルor 白鳥の湖(オペラ座版)、パリオペラ座の全て
モダンダンス
 マリーウィグマン(魔女の踊り)グラハム(異端者たち、ラメンテーション)
ポストモダン
 カニングハム(Oceanとチャンスオペレーション)
コンテンポラリー
 アンヌテレサドゥケースマイケル(Fase)、ピナバウシュ(PINAより春の祭典とコンタクトホーフ、列のダンス)フォーサイス(One flat thing reproduced)、オハッドナハリン(GAGA、minus16)

そうそうたる顔ぶれを、勝手に遊ぶ。でも実際に動いてみると、なるほど、こういう感じなんだーとか、でもこんなの絶対できないとか言いながら和気あいあい。なんちゃってではあるけれど、これが激しくなったらなるほどとかそういう意味では面白そうだ。

今日はナハリンさんの日。その裏でイスラエルの政治情勢や、塩ちゃんの新聞記事(日常にある暴力について)、最近見たイスラエル映画の話なんかをしつつ、そのような環境だからこそ、このようなダンスが生まれるのかということを考えてもらう。
単純にかっこいいだけじゃない。
そして日本にいたら気がつかないかもしれないけれど、今も世界のどこかでいろんなことが起きているという事実。ダンスの授業ではあるけれど、実は今を生きるという授業なのかもしれない。


グローバル時代の国家と社会と合わせ、今起きていることがそのまま上がってくるようになってきたということが実はすごいことだと思うし、それだけやばい事態だということでもあると感じる。


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