2010年9月8日水曜日

ダンサーとして続けていくということ。

今回子供たちはものすごい盛り上がりをみせ、とてもすばらしい出来の舞台を作り上げました。子供たちも大人たちもよくがんばった。それは確実で、本当に奇跡の瞬間でした。
もし、この時出会っていなかったら、このメンバーでなかったら、このメンバーでも今のこのタイミングでなかったらこの作品はできなかった。もしかしたらつぎに再演する話しがきても、メンバーのなかには卒業/受験など様々な事情で参加できない子がいるかもしれない。高瀬君だって声変わりするかもしれないし、背が急激に伸びているのでどうなっているか。。。
いろんな意味で今限定の作品だったと思います。

子供たちは一回燃え尽き、しかしここからプロとしてのダンサーのお仕事にはいっていきます。大好きな振付家さん(ニヤカムさん)はいません。そこでどこまでがんばれるか。
その昔クナウカ時代の宮城さんは俳優の調子等で舞台の出来を左右させるわけにはいかないと、完全に振りや呼吸、息継ぎまでを固定した作品作りを行なっていました。同じ金額をお客様は払うわけで、ある一定のレベルを毎日越える必要があると。
子供たちはどのように意識をつないでいけばいいのか。

1つにはニヤカムさんから受け取ったものをお客様にきちんとおみせする、もう1つには遠く離れたニヤカムさんにエネルギーをおくりつづける、そしていつかニヤカムさんがもう一度この作品を見にきたときのために自分なりの新しい解釈を見つけ出す。
ラッセルさんにいつかきちんと踊れる姿をみせようと続けていた日々を思い出します。

ラッセルさんは9月終わりに新作(といっても半分は既に発表済みだけれど)をサドラーズでだす予定。規模も縮小、厳しい状況だけれど、いいものができますように。

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