観世能楽堂に能楽の講演をききにいく。
その日のテーマは「翁」について。
いくつか興味深い話しが出てきたのでメモ。
翁は能にあって、能にあらず。
舞台上で面を着け外すという演目はこの作品のみ。つまりその瞬間役者が神化する。おそらく田楽の色が最も残っている。
少年と翁
年をとること→死に近づく→神に近づく。そういう意味で少年(若い)と翁が尊ばれたのではないか
翁と三番叟
白い翁とその後舞われる黒い翁(狂言師が舞う三番叟)。黒いのは白い翁のパロディなのか、こちらが原型なのではないか。
伊勢大神楽でも芸についてかならず囃子てがいる。まねながら、ちゃかし、笑いを取る。(三番叟は笑いをとるかんじじゃないけれど)笑いがどれだけ日本の芸能にとって大切であったか。また笑いは福を呼ぶという。
いろいろでてきて面白い。
というか翁をみなければならない。
(そのときにも実演があったが抜粋だったので正式な舞はみれていない)
正月の演目ということで、非常に気にかかっている。
しかし「しづ」の延長上とはいえ、花祭、大神楽、翁などなど日本のお祭りを見続けている。正月再び最後までみれなかった花祭へ。防寒具、カイロ、準備そなえていってきます。
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