2009年8月27日木曜日

ゆーぐ

ユーグにはじめてあったのは今から4年以上前。パリにやってきてすみはじめたアパートのそばにあったギャラリーで「パリ東京」とかいた怪しげな展覧会をやっていてそこのパーティーであった。パーティーといえばかっこいいが、毎週末インプロ系ミュージシャンがあつまって大騒ぎの会。主催者のヤンともすっかり仲良くなりちょこちょこ遊びにいくようになり、そのついでにライブハウスにでることになったのを覚えている。

ヤンはその後イブリー(パリの郊外)に引っ越し、子育ての都合もあってあんまりばか騒ぎもやってられないとおもったのか(一応付け加えておくとちゃんとメトロで働いているらしい。昔は編集業などをしていたらしいが)、おとなしくなってしまった。私もロンドンへ行ってしまい、しばらくはしょっちゅう泊まりにいっていたのだが(イブリーの家は共同アトリエでまるでザイムのよう。だからなじんでいるのかもしれない。思えばこのあたりから雑魚寝になれてしまった。女の子とは思われない。)縁遠くなってしまった。

ユーグと仲良しのフランツはその後一回あったことがあったのだが(オービタルリンク@ベルビル)どうしたかなーと思っていたのだった。

最近いろんなところからユーグっていうフランス人が居るんだけれどとか、一緒に何かやらないかとかよくきいて、まさか同じ人なはずはないと思っていたが、そのユーグだった。なんとJOUさん夫妻と共演しているではないか。さらに来週にはのりさんとも共演するらしい。

1ヶ月ほど日本に滞在してほぼ毎日演奏してまわっているのだという。日本大好き。日本のミュージシャンすごい人多いしという。一年に一回くらいお金貯めてやってきて(いくら毎日公演があっても渡航費などはでないのだ)ツアーしてまわりたいんだよねという。逆に日本のミュージシャンを紹介するんだともいっている。

フランスの国立振付けセンターの仕事(モンテ)をしたらしいがあまりにもばかばかしいお金の使い方、やり方、センスのなさに幻滅して、自分の好きなものを好きなようにやっていくんだ!と思ったらしい。チェロを教えつつ、演奏しつつ謳歌している。

なお、そのときの仲良しフランツ(バイオリン)は日仏ハーフで日本語堪能。次にくるときは一緒に来ようと思ってといっている。(現在フランツはニューヨークだそうで、東京、パリ、ニューヨークとツアーが出来るようにするという野望があるらしい)

しかし、ここでであってしまうとはこれもまた縁だ。原口語録によれば運命だ。

9月末まで日本各地をまわっているので、見かけたらぜひ。

 

 

 

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