今日は早く家に帰ってのんびりしていた。ら、シンから電話がかかってきた。これがどれくらいすごいことかというと今年の春に帰る前に大げんか(理由もまたすごいのだが、それはとりあえず置いておく)をして電話はおろかメールも一切しないことにきめていたくらいだったので、それはそれは驚いた。
あまりに久しぶりなので何がどうなったのか説明のしようもなかったのだが、ロンドン時代の友人のラシュパがなくなったという。
勅使河原さんのワークショップでダンスをはじめ(そのせいかとても日本に来たがっていた)、ちゃくちゃくと創作している若手振付家だった。(ダンサーとしてもとてもきれいな人で、IchIはもしかしたら彼が踊るかもしれなかった。スケジュールの都合もあり出来なかったけれど、一緒に作品作ろうとしてぶつかりあったこともある。私がガーガーないて、なだめてくれたこともある、数少ない英国友人だ。なにせ私のつたない英語に耳を傾けるくらいだからよほど我慢強く穏やかな人間だ)
ロンドン物騒だといっても、普通に暮らしていれば普通に暮らせる。しかし何がおこるかわからない。
いいダンサーだった。
振付家としてはまだわからなかった。
でも同年代(私より少し若い世代20代後半)のロンドンダンス振付家たちは切磋琢磨していて、その一人だった。
きちんといきなければならない。
なお、シンは韓国にいつつ、正式な学校教員とかになるには来年春を待たねばならず、その前に経験を積むためにもヨーロッパに戻って仕事探すとかいっている。秋くらいにいってうける仕事はまた長くなるから大学とかの仕事うけれなくなるよ、背骨大丈夫なの?といいたかったが懲りないので仕方ない。放っておくことにする。
その後様々なところから話しをきき、その死は自殺であったことがわかりました。テムズに飛び込んだようです。何が理由か、それは今でも謎のままで。私の友人の話しでは彼の家はとても厳格なインド系の家で、ダンスを続けていくことが非常に難しい環境にあったこと、また周囲の成功をみて不安やあせりを抱えていたことなどがあげられるようですが、今となっては誰にもわかりません。多くのことを語らず、微笑むラシュパは今どこにいるのでしょう。
プレイスウェブに彼のページが出来ました。期間限定ですが、コメントが数多くのせられています。でも本当に仲良かったメンツはかいていない。まだきっと信じていないのだと思う。
http://www.theplace.org.uk/1721/news/rashpal-singh-bansal.html
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