ダンスと教育について考えるシンポジウムにいってきた。
先日④で紹介した横浜市の芸術文化プラットフォーム(http://y-platform.org/)事例を担当するSTスポット小川さんより説明を聞く。とても話しが分かりやすく、うまい。さすが現場のこともよく知る人だと思う。
実際学校とはとても狭い世界で外の人をいれたがらない。
そこにアーティストが直接入ろうとしてもなかなか難しいので、架け橋役が必要と小川さんは劇場や各アート団体のコーディネーター、学校をつなぐ役割を果たしながらその輪を広げ続けて10年になるという。
10年の間に少しずつ参加する学校もふえてきたが今でも全体(横浜市の)の10%ほどでしかない。それでもこの国の中では珍しい事例である。
今後どんどん広がっていってほしいと思う。
静岡SPACでは静岡中の学生に一度は劇場でみる演劇を体験させたいと中高生鑑賞事業を行っている。正直ものすごい回数の上演を繰り返すことになる。
これも県内に専属劇団を抱えていればこそできることだが、静岡だけなのが残念。
ダンスをしたことがない人、みたことがない人はたくさんいる。
その人たちに一度でも「面白いかも」を体験してもらう、こういうのあるんだと思ってもらう、そのはじめのきっかけをどのように作り出していくかもとても重要な問題だと思う。
学校でダンスがとりいれられるようになっても、中途半端なあるいは強引な形でダンスを強制しては「なんかよくわからない」「こわい」「へん」何ど嫌なイメージがついて終ってしまう。もちろん学校の先生にダンスをしってもらうのも一つだが、アーティストが直接はたらきかけるそんな機会を作り出したい。
一昨年札幌にいった3回の機会は高校の演劇部の学生さんにダンスの表現に触れてもらうための機会だった。(文化庁)この際コーディネートしてくださったのがコンカリーニョさん(そのときの収入をもとに1月の公演を行ったり。ありがとうございます!)。
一緒にいった小島さんとも「劇場がどのように核になるか」という話しをしました。
私はしがないダンサーですが、これからもがんばろうと思います。
おまけ
横浜確かにすばらしいのですが、
私が住んでいるのは相模原市。つまりすんでいる場所でできることはないかなと思うのも事実。日本全国でおきていくべきではないか?ちょうど小島さんと町田(町田は隣の駅なのですが実は東京都でちょっと微妙)ゆるのび企画を相談していて、ますますそんなことを思いました。今すんでいるところ、今の私の周りをどのようにかえていけるかっていうのも大事なこと。
普通の人に対して展開するダンス→からだあそびということで伊藤キムさんのワークショップ付き。私は見学(応募者多数のため)。AMANOGAWA、ニヤカムさんワーク、ここしばらく美術の学生さん向けワークショップなどで行っていること共通するところ多数ありあまりにも近くてちょっと衝撃、でもすごい「わかる!、そうそう!」というのがありちょっとうれしく思う。
フラダンス、社交ダンス他いろんなダンスは実はブームの中にある。
外を見るというのもすごく大事。
本日の言葉
「やりたいことしかやらない、それもまたアーティストとしての姿勢、そういう強い人と仕事がしたい」by小川さん
「ダンスが社会で必要かではなく、今私たちは既にある、そこからなにをしていけるか、ですよね」
「スポーツの中で問うと優劣とかになってしまって、結局偏差値な感覚とかわらない。ダンスってそういうものじゃない。それをとっぱらうには」小島さんとの対話
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