2013年2月19日火曜日

アシュフォードさん

アシュフォードさんが今日帰りました。
きのブログ読者の中ではすっかりおなじみのアシュフォードさん、今年は2週間以上日本に滞在し、横浜ダンスコレクション、TPAMなどをみて帰りました。
アシュフォードさんは「今年はダンス作品があまりみれなくて」といっていましたが、様々な劇場関係者に会い、ネットワークづくりにむけて一歩踏み出して帰っていきました。
アシュフォードさんはaerowaveというヨーロッパのダンスネットワークをつくりましたが、その後の展開としてアメリカ、オーストラリア、カナダ、そしてアジア地域の環太平洋ネットワークをつくるのが夢だと3年前より話していました。いい加減引退してもおかしくない年ですが、まだあきらめていません。ブルームベルグからお金を引き出せそう!とちゃくちゃくと進めています。最終的にヨーロッパと他地域のエクスチェンジプログラムなどを作りたいそうです。


アシュフォードさんとの話しの中に出てきたことのうち
ロンドンの移民が増加していて(来年?にはルーマニアなどさらに移民が増加するだろう、それに対する危惧もありEUから脱退するかどうかの国民投票を行うそう)、今では元々のブリティッシュは5分の1以下。英語も話せない人が大量にいる!ということが気にかかりました。また、いろんな文化がミックスしていくのはいいことだけれどそもそもの自国の文化を見失ってしまう危険性を示唆していました。つまり「自分はどこからきたのか」というあたりまえのことを知ることができなくなってしまうということです。
日本は島国なので(中国人、韓国人などふえているが)この危機感は今ひとつわからないかもしれません。
私はplace prizeというコンペの際日本を意識して作品を制作しました。世界各国からきた人がいてその中で自分の個性を出そうとしたときに「日本」は必然としてありました。今更ですがそのことはとても大切かもしれないと思います。
相互理解、相互交流をはかる、お互いを尊重するのと同時に自身の核を持ち続ける。
ここしばらく伝統芸能をリサーチしているんだという話しをしたらアシュフォードさんはとてもよくわかる答えました。

1年に1度七夕のようにあう(でも2月中はかなりあう)アシュフォードさんですが、相変わらず元気です。来年ちゃんといいパフォーマンスを見せてあげたいなと今から密かに思います。


おまけ
海外から来た人たちの通信問題について、これまでも何度も問題になっていました。
いろいろアシュフォードさんとも話し合い、模索してみて、今回アシュフォードさんはe mobileのワイアレスwifiをアウトレットで買い、それで回線をつなぎipadやipod touchでskypeとメールを駆使して暮らしていました。電話は使えないけれど、、、便利な世の中になったものです。




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