2013年4月11日木曜日

身体表現法2013

毎年某大学のなぜか国際経営学部で開講されている身体表現法の授業を担当しています。経営になぜ身体表現?という声もある中、何十年と続く授業。海外にホームスティ、短期留学をする学生が多いため、言葉に頼らないコミュニケーション能力を身につけてもらおうという目的でつくられたのだそうです。美術家の先生と半分ずつクラスを担当します。毎回異なるダンスを体験しながら、その背景にある文化的側面を学び、最終的にレポート課題をかくという形式です。
大学の先輩の話しによれば、過去バンブーダンスを踊った年(私の友人がその昔うけたらしい)、バリ舞踊があった年、カポエイラのあった年など様々です。
実際言葉あまりできなくても生きていけた私が授業を担当するのだから、みなさまぜひお越し下さい。(とはいえそこの学生でなくては授業を受けることはできません)

今年は
1マッサージ、ストレッチ、筋トレの仕方など→基本的な身体の使い方を学ぶ。
2クラシックバレエ→身体の引き上げ、ターンアウトなどとシンメトリーやストーリー性への言及、バレエ団の構造について。
3コンテンポラリーダンス→脱クラシックとして生まれたモダンダンスと、その後さらに自由に身体を動かすために進化した方法論、特に重力、運動力学を利用した動きについて。(こういうところがヨーロッパ的)
4舞踏→言葉やイメージによる運動の無限の広がり、死や老いなどのネガティブなイメージの受け入れと昇華(消化)。
5日本的な身体の使い方とコミュニティダンスとしての盆踊り→座り方、礼の仕方、すり足と盆踊り(おそらく郡上踊りより)、さらにパラパラへとつながる日本人の傾向について。
62人で踊る→おそらくサルサをもとに相手がいることで成り立つ踊り、言葉を超えて伝わってくるもの伝える方法を考える。

という内容を予定。実際には学生さんの様子をみてかわる可能性もあるのですが、楽しみです。

0 件のコメント:

コメントを投稿