Amanogawaプロジェクト札幌、一区切りしました。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。(予約数が本当に少なかったので油断していたら席が足りなくなり、大慌てになりました。すみません)
ただ、一応発表したものの、実は終っていません。中川さんは作りなおすといっているし、古里さんはどのようにまとめようかうんうんうなっているというし、私は文字おこし作業がワークショップ1日目以降滞っているし、このプロジェクトがなんだったのかを考える作業は続いています。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。(予約数が本当に少なかったので油断していたら席が足りなくなり、大慌てになりました。すみません)
ただ、一応発表したものの、実は終っていません。中川さんは作りなおすといっているし、古里さんはどのようにまとめようかうんうんうなっているというし、私は文字おこし作業がワークショップ1日目以降滞っているし、このプロジェクトがなんだったのかを考える作業は続いています。
天神山アートスタジオさんにて、前回の「Amanogawa新百合ケ丘20120311」と現状の「Amanogawa札幌20150311」を展示するべく、現在DVDを焼いています。(現状、というのは作りなおしているため)予定では今日?から今月一杯くらいまで(あいまいですね)展示される予定です。
今回の作品の全貌は四月半ばをめざしてまとめます。またウェブなどにて公開していきますので、また追ってお知らせしたいと思います。
プログラムノーツ
ごあいさつ
札幌に生まれ、育ち、しかし街をはなれて暮らすようになり、既に人生の半分以上の時がたつようになりました。それでも私にとって札幌という街は特別で、くるたびに「帰ってきた」感じをうけます。札幌でできることはないか、様々に模索をしてきましたが、なかなか活動しきれていないのが現状です。それでもなぜ私は惹かれるのか、そんなことを知りたくて、Amanogawa札幌計画はスタートしました。
震災について、原発について、四年が経過した今再び考え直してみると、今の生活がみえてきます。なぜ私はここにこだわるのだろう?なぜ私は生きているのだろう?何が自分にとって大事なのかということは人によって様々で、また同じ人においても時期、時代でかわっていくものです。なので、このワーク内で語られた言葉もあくまで今この時を切り取ったものにすぎません。しかし、心から語る時その言葉は真実であり、人の心を打ちます。
ダンスや演劇経験の有無にかかわらず、心からの言葉や動きは美しく、そこに踊りの本質はあると私は考えます。そこには正しい答えはありません。様々な声を聞き、受け入れ自らの糧にしていくその繰り返しです。私もまたこのプロジェクトにより学び、考えさせられています。今回の参加者にはダンス、演劇経験を私以上に積み重ねている方もいらっしゃいました。が、ダンサーや役者である前の一人の人として率直に意見を出し、また参加していただきました。
職業芸術家は一度亡びねばならぬ
誰人もみな芸術家たる感受をなせ
個性の優れる方面に於て各々止むなき表現をなせ
(中略)
まづもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばらう(宮澤賢治「農民芸術概論綱要」)
文字おこしはまだ時間がかかるとは思いますが、全てまとめ次第公開します。経過全てが作品であるため、お時間ある方はぜひご覧下さい。
今回参加してくださった皆さん、ご協力くださった各施設スタッフの皆さん、手弁当に近い状態なのに札幌まで来てくれるスタッフたち、私を育てた札幌の街に感謝いたします。
Amanogawa プロジェクト 札幌 20150311
石井香帆
石井美帆
梅村和史
こしばきこう
佐藤浩子
高橋ちひろ
福田盛雄
平野孝
三木美智代
村田ひろ美
構成:木野彩子
映像撮影、編集:中川泰伸
写真:古里麻衣
楽曲提供:上地正彦
広報、記録:木野翠
宣伝美術:427FOTO
協力:NPO法人コンカリーニョ、あけぼのアート&コミュニティセンター、あけぼのまちづくりセンター、天神山アートスタジオ
「Amanogawaプロジェクト」とは
ダンサー・振付家の木野彩子がファシリテーターとなって、体と心を解きほぐしながら住民の皆さんと意見交換やインタビューをし、映像作品に取りまとめる市民参加型映像づくりプロジェクトです。
今の生活への思い、過去への悔み、失ったもの…さまざまな記憶や思いは一つ一つが天の川を構成している小さな星。みんなが持ち寄り集うことで、それぞれの土地ならではの集団的な記憶の外郭が浮かび上がります。さまざまな土地の違いや時代の違いを蓄積していき最終的に天の川を構成するべく、インタビュー・ダイアローグの過程から映像とダンスの作品にします。2012年川崎市アートセンターアルテリオ小劇場(新百合ケ丘)よりはじまったこのプロジェクトを札幌にて開催しました。
今回のワークショップ内容はテキスト、写真などとあわせ、ウェブ上にて公開されます。また、3月17日より天神山アートスタジオにて新百合ケ丘版とあわせて映像展示が予定されています。
Amanogawaの記憶
構成、ダンス:木野彩子
写真:古里麻衣
音楽:上地正彦(「Amanogawaプロジェクト」より)
この作品は「北海道札幌市中央区南6条西26丁目」(初演2009踊りにいくぜ)、「からたち」(2012)「からたちから」(2013)をベースに今回のAmanogawaプロジェクトをふまえ再構成しました。
踊(improvisation)
演奏:横山祐太(Tp.)
ダンス:木野彩子
横山祐太:1985年4月9日生まれ、北海道札幌市出身。札幌で演奏活動を始め、2010年から演奏活動の場を東京に移す。「ART JAZZ SENGAWA 」2011,2012 「CLUBJAZZ屏風」に出演。2012年に活動を開始した「TOKYO IMPROVISERS ORCHESTRA」に参加。2013年活動の拠点を再び札幌に戻し、札幌を拠点にヨーロッパ、アジア、国内外のミュージシャンやダンサーとライブ、ツアーを行っている。http://yuta-yokoyama-tp.jimdo.com/
3月18日くぅ(地下鉄西18丁目から徒歩1分)にて小山彰太さん(ドラム)を招いてのライブが予定されています。ご興味のある方は終演後おたずねください。
日時:2015年3月15日(日)19時開演
場所:レッドベリースタジオ
料金:2000円
主催:キノコチケット(kinokoticket@gmail.com)
後援:札幌市、札幌市教育委員会
協力:NPO法人コンカリーニョ、あけぼのアート&コミュニティセンター、
あけぼのまちづくりセンター、天神山アートスタジオ、北海道文化財団、弦巻楽団
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