オーディションというものはとても難しい。
実は私自身はオーディションを受けたことが(プロダンサーのわりに)少ない。それぞれに雰囲気、質が異なるため一概にいうことはできないが、踊り手側も選ぶ側も大いに悩み考えてしまう。
兄弟でうけにきていても片方がうかり片方がうからないことがある。
一緒にいつも活動している仲間でも、うかる子とうからない子がいる。
でも自分がだめなんだと思ってはいけない。
あなたがだめなのではなく、たまたま今回のタイミングで他のメンバーとのバランスでそうなってしまっただけにすぎない。
それぞれに良さがあり、全く異なる個性を持つ。それをまとめる上でおきてしまっただけであること。選ばれる側はそういうことに気がつくことができないことが多い。
自分を信じること。
自分の持っているものを磨いていくこと。
出会ったそのときに自分の最大限をみせれるようにしておくこと。
ダンサーとは今回違ったとしてもいつかあうそのときのために、その人のためにゆっくり自分という素材を作り続けていく、そんな作業です。いろんなものに対応できるというのもひとつのよさだけれど、その人にしかできない、色は必ずあるはずで、時間はかかっても、続けていくことがどれだけ大事なことか。
spac enfantにかかわるようになって5年、それはそこからさらに10年以上も前の出会いがきっかけでした。巡り巡ってここにかかわるようになり、そして新たな子どもたちに出会う。一緒にできなかったり、離れたりしても、その間自分なりに模索していたことがいつか再びであったときに役に立つ。いつ再び会えるのかなんてわからないけれど、それでもまたいつかめぐりあえる時を信じて、ゆっくりゆっくり歩み続けていくことではないかと。
そうこうしているうちにまた新しい出会いがあるのかもしれない。
でも自分という人はそう簡単にはかわらない。
何年経っても私は私で、やっていることはあまり変わりなく。
他のものにはなれないしならない自分を受け入れて、自分を磨いていくことができれば、よいのではないかと最近思います。
なので、自分を信じて。自分の直感を大事に生きていけますように。
年とったな。。。と最近思う。
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