2018年3月31日土曜日

旅に出た2018④

海上の道ではないが、人類の祖先はアフリカで生まれ(チャドらしい)東南アジアを経て日本へと入って来ているという。沖縄では港川人と名付けられた人骨が発見されており、アジア圏ではほぼ完全に1体分の人骨が残っている最も古い例ということもあり、興味深い。遺跡発掘現場でありながらガイドツアーを行なっているガンがラーの谷という施設によって(まるでジャングルクルーズのようによくできた案内だったりする)お話を聞く。港川人ではないが、埋葬されていたお墓跡までみる。そしてその脇には巨大なガジュマルや鍾乳洞や、神(鍾乳石をシンボライズしていた聖域)があったりする。整備される前の森はどんなだっただろうと思う。そして沖縄全土がもしくは日本全体がこのような自然に満ち溢れていたのだろうと思う。
折口の愛する古代は万葉集くらいのことだと思うけれど、まあちょっとついでに思考を伸ばしてみよう。
全ての人類は一人の母に行き着く、国籍も人種も元々は関係がなかったはずだなんてことを思う。(なお、折口は日本大好きなので、そんなこと言ったら怒ると思う)


沖縄博物館と大阪弥生博物館の展示プログラムというのを入手したので読んでみようと思う。鳥取も弥生文化の頃は栄えていたわけで繋がっている何かが見えてくるのかもしれない。

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