今回の旅ではとにかく時間概念を切り替えるということがあった。
折口さん実は4回も沖縄地域に来ており、それぞれかなりの長期間滞在。なぜなら当時は今のように飛行機でぴょんということができなくて、船での移動。時間がかかる分、来たらそこに没頭する。さすがに当時のように長期滞在をしているわけには行かないので、春休みの隙間で来たわけだけれども、その当時の感覚に合わせてみる。
思えば現代の日本の生活は慌ただしい。鳥取は比較的ゆっくり時間で、東京などから来た人たちは皆驚く。しかしそれでも学校のカリキュラムや仕事の関係は結構シビアで毎日フル回転になっている。でも本当に生きる上で必要な活動とはなんだったのかと考えると結構余計なことをしているのではないかということに気がつく。豊かな生活のための経済活動な訳だが、本当に必要なのだろうか。身体のためにゆっくりのばす、ご飯を作る、野菜を作るそういうことをすっ飛ばしてパソコンと向かい合う時間を増やして行くことは本当に豊かなのだろうか。(と言いながら私はパソコンをたたいている)短い時間ではあるけれど、一回考え直してみる。
日が昇るところと夕日が沈むところを1時間ずつかけて見つめる。空がだんだんと淡くなりほんのりい色づいていくその感じ。Mobiusのチラシのようにほのピンク。(でも日本の朝日夕日はちょっとオレンジっぽい感じが強く、特に久高は赤い火の玉のように見える日もあった。ヨーロッパだと本当に空がピンクでびっくりしちゃう時がある)日差しが強くて日に焼けちゃう、でもみとれてしまう。
久高の2日目本当に山が見えて(雲が少し出ていて、山の形をしていた)面影のように太陽と太陽の周りにもう一つ光の輪ができているように見えて驚いた。映像も写真も撮っているけれどやっぱり映らない。本当に大切なものは映像や写真には映らない。そういうものをいかに作り出せるだろうかというのがパフォーマンスの力だと思いたい。
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