2018年10月24日水曜日

おもかげさん

死者の書再読で登場するおもかげさん(沈みゆく夕陽に郎女は面影を見るんですね)。
ひょんなところから鳥取の女声合唱団コールおもかげさんに振付を頼まれました。そのためちょこちょこ顔を出し、指揮を務める松田千恵さん(昨年高木東六の鶴で歌ってくれた歌手さんです)のお手伝いをしています。

おもかげというのはこの地域の公民館が面影公民館(地区名が面影)で、この地域の60歳から80歳代の女性が週に2回集まって合唱練習をしています。来月発表会があって、その時の第3部で踊りたいと。曲は恋のバカンスや愛燦燦とという昭和歌謡。(木野の指定ではないです)
でも年齢のこともあり、実際にはヒールを履いていたり、段差もあって上り下りや座ったりも全然出来ない状況なので(何名かは椅子も使用)、無理はできません。できることを丁寧に。自然と手を使う振りが増えるものの、手のシワがまた美しい。踊る事も歌う事も観客席にいる誰かに話しかけているようなもので、ちゃんと伝えようとすることが大事なんですよとお話をしてみました。
歳をとりうごけなくなる身体ではあるけれど、このように続けていくことが出来る幸せ。この合唱団は30年以上続けていて(その結果メンバーが高齢化している)、いつものメンバーにあって話す事もまた楽しい時の様子。先日のダンスポケット(ダンスコング他佐分利育代先生のグループの合同発表会)40周年に引き続き、鳥取で活動を続けている文化団体コミュニティーの強さを感じました。

11月18日が本番だそう。(この日はわらべ館ワークショップで残念ながら伺えずです)

0 件のコメント:

コメントを投稿