2020年6月7日日曜日

「7日間ブックカバーチャレンジ」その6

「7日間ブックカバーチャレンジ」6日目
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」(ちくま文庫版)。
(数多くの銀河鉄道があるのですが、ちくま版は異稿として初期型も読むことができます。全変遷については宮沢賢治記念館発行の資料を)

2012年にできなかった作品の断片を少しずつ実現化する作業をしてきて残る鳥捕りの踊りを作るべくしてやってきた鳥取。
鳥取県総合芸術文化祭(そのなもとりアート)なるお祭りのメイン事業として県民みんなで作る「銀河鉄道の夜」として大幅にパワーアップ、2019年に上演されました。
門限ズ、藤スタジオの皆さんの協力も素晴らしかったのですが、おそらく宮沢賢治の普遍的な思想みたいなものが鳥取の町にあっていたんじゃないかなと思うのです。そして今の時代にもあっている。密かに今年は私の周囲で銀鉄と宮沢賢治プチブームがきていてちょっと嬉しい。(鳥取県内だけではなく銀河鉄道の夜の上演が増えてるんです)

あの時できなかったのは残念だけれど、種子をそのまま大事に育てていったら、元々とは全然違うけれど、そして全然違う場所で花が咲く。時間はかかってしまいましたが、当時私が作ろうとしていた世界よりも賢治の理想に近づいたように思います。すべての人が芸術家。
そしておそらく、それが次の時代へのヒントになってくるとも思っています。


「7日間ブックカバーチャレンジ」とは、「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ」で、参加方法は「好きな本を1日1冊、7日間投稿する」というもの。ルールは次の通りです。
①本についての説明はナシでOK。
②表紙画像だけアップ。
③毎日1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする。


なお、本文中に出てくる鳥取銀河鉄道祭についてはウェブサイトにて公開しています。(映像も見ることができます)。https://scrapbox.io/gingatetsudou-tottori/

なお、鳥取銀河鉄道祭2019の記録集はこちら。開くと巨大。そして中がバラバラになっているところも多様すぎる鳥取が現れていてちょっと素敵(デザインはうかぶの三宅さん)。

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