2010年3月2日火曜日

人形と中性性について

結城座バッカイをみる。
ここしばらくのところ人形について考えていました。
ある日バンカート上司(とよぶのだろうかビミョウですが)に「ダンサーは操り人形なのですよ」といわれたことがきっかけなのだが、これは確かにその通りともいうべき言葉だと私は思っています。
単に振付家のいうままに動くということだけではなく、良きダンサーというものはその人を無にしていろんなものを受け入れてしまう要素があって、巫女さんとかもそうですが、何かがつきやすいものだと思うのです。いろんなものを引き寄せてしまうとかそういう感じ。いろんなものを引き寄せるにはやはり無個性なものになっていくような気がして、男だとか女だとかそういうものを飛び越えた存在になっていくようなイメージはありました。そしてでてきた人形という言葉。
先日みたKAMPもそうですが人形だからこそできる表現というのがあります。クナウカも人形化させることで超越しようとした試みでした。(なお、バッカイには美加理さんがでていて、それはそれは美しかったです。白く小さな小鳥をイメージしました)
多分、勘としてはついていると思います。
ただ私自身が女性化しているような気がして残念です。いや、別に遊び歩いているわけではないんですけれども。

0 件のコメント:

コメントを投稿