2019年1月31日木曜日

卒業研究

大学教員となって初めて卒業研究を担当する。
鳥取大学では卒業研究として実技発表とそれに関する副論文の提出でも単位が認められる。私の研究室はダンスを作り、それに伴う創作プロセスをまとめていくことをする。今年の学生は3年時から部活動なども含め作品を作り続けていたので、それぞれをまとめ、その集大成としての作品を今も作っている。その論文の締め切りが今日なので、昨日は夜中まで付き合って、なんとか間に合わせる。

学部の時は運動学と言って運動中の心拍数と主観的運動強度(RPE)を測定し、音楽のリズムと運動が一致・不一致の時にどのように変化するかを実験を元に記述した。

修士の時は社会学として文献調査を中心に、コミュニティダンスについて記述した。
その時は実技として「ダンスハ体育ナリ」も作ったので、最後の方はちょっとカオスで、論文と口頭試問用に作るパワポ、その発表用のポスターデータを作る作業とダン体のプログラム原稿と、パワポとリンちゃんとのリハーサル・本番が同時並行で進んでいて、大混戦でした。試験と公演とポスター発表と公演と毎日交互にくるという有様になった記憶があります。

どちらもとりあえずカオス状態になっているんだけれども、先生方も他のゼミ生もしっかりしていたので、なんとか卒業できました。本当にありがとうございました。直す側こんなに大変だというのを初めて学びました。ずっと終わらないーーーー!私自身の文章がおかしいことになっているのは昔も今も変わらず。当時もいろいろ直してもらったのですが、修士はやっぱり2年(しかも社会人枠)というのは短くて(普通文系だと大学職に入るまでに博士、ポスドクなど10年近く学ぶ時間があります。)そこだけで書く力などつくはずはないのです。今も一生懸命読んだり書いたりしていますが、もともと言葉の人間ではないんだなあとつくづく思うのです。くすん。

でも何れにしても、このマックスを上げるというか、なんとか乗り切る底力はこの時学んだことだと思っていて、今やらなきゃ、と思ったのを思い出します。学生のうちだから、学生のうちにその限界を超えるという経験をしておけるかどうかは、その後の人生を変えるのではないかと思い、ゼミ生さんには頑張ってもらいました。

作品の副論ってどんなのだろう?というところから色々考えつつ、本当は芸術文化センターの人間だし、芸術学でもう一回勉強すべきなのかもと思う最近。(体育じゃないの?って言われそうですが、多分その両方知っている人にならなきゃいけないんじゃないかと思っています。)あとはちゃんと文章を書ける人になりたい。

幾つになっても学びの時間は続きます。



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