3年がたちました。
いろいろ迷ったのですが、この機会を逃すとちょっと遠出ができなくなると思って思い切ってヨーロッパに来ています。およそ5年ぶりのヨーロッパです。
久しぶりにあう方、場所、懐かしいのと変わっていなくてうれしいのとたくさんあります。この報告はまた後日です。
こちらにきて様々な国の人に地震のこと、特に原発のことについてきかれます。そしてその度に現在の日本の、特に東京の夜を話します。過剰なネオンや照明、暖房など震災前とほぼ同じように戻っています。それをしなければ景気が回復しないというのならば、景気というのは何なのだろうか?そこまでして発展する必要性があるのだろうか。成熟社会にとって必要なことは何だろうか?と私は思います。
ベルリンでは電力を選ぶことができるという話しがでてきて、「みんながちゃんと選んでそういうの買わなきゃいいのよ」という子がいたときに、日本では電力会社を選ぶことはできないし実質国が管理しているんだよと説明をして驚かれました。そうしたら台湾も選べないのだとも。私たちの常識は必ずしも世界中の常識ではない。そしてこれからの時代を生きる人のためにいかに遺していけるかを考え、必要なことを選択していかなければいけない。常識を覆す、そういう勇気をもちたいと思います。
大きな災害は防ぐことができない。
(被害を最小限にすることはできるとおもうので、それはそれで大事だけれど)
そしていつおこるかわからない。
一日一日を大切に生きること。
そして共にいた記憶をしみこませていくこと。
また1年がはじまります。
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