2020年5月31日日曜日

『Push』

Russell Maliphant の代表作『Push』のアレックス・ジュリー版(2006)をアーカイブとして出すことにするということでプルミエ上映があり、イギリス時間に合わせてみてあげた。(おそらくコロナ問題もあり大変なのだと思う)
なお、アーカイブと言っているから公開されるのだろう。ご興味ある方はぜひ。
振り付け、その後のツアーと一緒だったので何十回とみた作品だが、やはり綺麗な作品だと思う。そしてラッセル・シルヴィー版よりも多分好き。かなり差は明らか。
円満に離れたものの、日本で頑張るんだと思っていたので、しばらく隠れていたのだけれど、これを機にFacebookで繋がることに。(私は友人申請をしないことで知られる)
あれから15年(実際に私は2009年までいたのだけれど、PUSHを作っていたのは2005年)。と思うといろいろ衝撃。ま、歳をとるよね。懐かしい。

アレックスは当時からレイジーなところがあり、困ったさんだったが、いいダンサーではあった。俺働くと、ナニー(乳母)頼まなくちゃいけなくて、そうすると俺のサラリー飛ぶんだよね、って。年齢のこともあり(私よりもかなり上)リーマンショックの後はダンサー業は減らして行った。でも素直で、そのままストレートに感情が現れる人だった。私のイギリス時代で数少ない安心できる友人でもあった。

ダンサーとしてのお仕事はそんなに高給取りではない。あくまで肉体労働で、かつ期間労働者なのがイギリスの現状ではある。

日本は、そもそもどれだけリハーサルやっても給料支払われない、払われても交通費で消えるレベルでしかないこの今の状況を思うとマシではあるが、それでいいのかはわからない。で、あるとすれば、副業を持つことを前提とした、新しい作品制作の形が生まれるべきではないか。このコロナ問題の中では特に。なんて話で盛り上がる。





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