2020年1月18日土曜日

神戸のまちとセンター試験

阪神大震災から25年。私はその時まだ札幌にいて、揺れもなく実感が湧かなかった。当時受験生で、センター試験の答え合わせみたいなのをしている時に、これで有利になると母校の教員がいうのを聞いた。やだなと思った記憶がある。
大学ダンスのコンクール「All Japan Dance Festival in kobe」は神戸で開催されていて、大学1年の時は震災を受けて東京開催となったその時から、毎年のように(海外にいる時を除く)行くことになり、その変化を見てきた。今では綺麗になった神戸の街。綺麗がいいことだとは私は思えないけれど、少なくとも表面的には大都市の1つとして復興した。
25年かかった。それでも復興しきれていないという。
日本に生まれた以上地震災害から逃れることはできない。だから起こることはわかっている中、生きていくという選択をしなければいけない。自然災害は防ぐことができないが、さらに人災を増やそうとしているこの国を見ながら、このグローバル化の中、正直日本を脱したほうがいいと個人的には思う。
学生さんにも英語でも中国語でももう一つの言語を学び、外の情報を得られるようにしなさいと話し、どこででも生きていけるような手に職を持つことをオススメする。ダンスでも伝統工芸でも、とにかく自分にしかできないような何かを持つこと。いつでもどこででも生きていけるように。

私は大学教員だが、大学だけが生きる場所ではないと思う。
また、いつからでも学び直すことができる。
自分自身が社会人大学院で学ぶことでイギリスで自分の身に起きたことの意味を知ることができ、今の仕事につないだように。
正直いつ何が起こるかわからない今、正解はない。センター試験はあくまでこれまでしてきたことをただ出すのみ。頑張るのではなく。子どもたちが自分に自信を持って前に進んでいきますように。


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