2020年3月8日日曜日

国際女性デー

今日は国際女性デーと呼ばれています。
日本はジェンダーギャップ指数で121位と言われていて、女性の社会進出(特に経済、政治領域)が進んでいないことが指摘されています。育児や介護は女性が担うものとされてきたことや非正規雇用、アルバイト、パートといった補助的な仕事に就く女性比率が高いためとも言われています。(うちの学生さんが卒論テーマに選んでいるせいで詳しくなりました)
大学は女性の就職率を上げるため女性限定で教員募集を行ったり(私の時の公募はそのような枠組みでした)していますが、それだけでなんとかできるものではない。そもそも仕事の形を変えない限り難しいだろうと思います。
今回新型コロナウィルス でリモートワークなどが導入されて少し変化していくのではないかと思っています。在宅でできる仕事や場所にとらわれない仕事にシフトしていかねば、子供を育てることはできないからです。と、子供を持っていない身だけれど思う。今の生活で子供いたら絶対破綻している。普通のお家は本当にどのように暮らしているのだろう、、、。

私は舞踊の専門家で舞踊教育の歴史は女子体育の歴史でもあり、舞踊はずっと女子が行うものとして考えられてきました。兵式体操、軍事教練の代わりの遊戯としてあった時代もあり、その変遷を見るとフェミニズム運動ともリンクしていてとても興味深いです。クラシックバレエのコールドが今でも女性で占められていることなどもその名残だよなと思うのです。ダンスが男女共習となりました。しかしそれでも女子体育という名前は残り、また多くのダンス関連教員が女性で占められている状況は逆にあまり良くないと感じています。

ダンスの女子イメージについては学校の授業でも取り上げ、そこからジェンダーについて触れる、そんなこともしています。社会の形を芸術は意図的であれ意図してないものであれ表していることが多いのです。

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