2019年5月20日月曜日

横浜ダンス界隈


2004年まだ海外へ行く前にBankARTの企画で横浜エアジンに出張させられた。
初めてのダンス界隈。横浜の街中を観客が循環して見て回る企画。
その時に放り込まれたのが横浜ジャズの老舗エアジンで、その時は斉藤徹さんと井野さんのダブルベースコンビで、当時は本当にくまさん2人でしかもダブルベースでその間を通り抜けながら踊ったことを覚えています。
ダブルベース(コントラバス)はリズムとメロディと両方扱えて実は結構相性がいい楽器。個人的にはチェロが体が一番反応する(ナチョデュアトほどじゃないけれど)と思っていますが、それは楽器の女性的なところも影響していると思う(ちなみにイギリス時代にチェロを買って番協しろとなバイオリン修復師に教わった。ヨーロッパからバイオリンとか輸出するだけで仕事として成り立つとか。私は密かにそれもありかなと思う)けれど、その次はコントラバス。その次はのりさんドラムかなあ。やぶさんパーカッションも、杵屋さん声も大好き。でも楽器として何がというと今現状ではそこ。
その時以来憧れのベーシストさんで、ちょくちょく見に行き、ちょくちょくワークショップに行くものの、ここ数年体調が悪いことを聞いてはいました。
見に行かなきゃいけない予感がして、でも向かった時にはすでに遅かった。


世の中にはどうにもならないことがあり、今、あっておかなければいけない人がいる。
ここのところ、そういうどうにもならないことが続いていて、結構凹む。大切な人たちがきちんと生きていけますように、そう祈りながら、見にいけないなりに祈りつつ、もしかしたらこれが最後になるかもしれないと思いながら我慢する。約束だから、大丈夫と信じて。


もう一緒の時を過ごすことはない。でもあなたの記憶を私は引き継いでいく。ダンスってそういうことだと思っています。

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