2018年9月30日日曜日

わらべ館ワークショップレポート20180930

わらべ館ワークショップ
930
講師:金井隆之、荻野ちよ
サポートスタッフ:田中悦子、高橋智美、木野彩子
参加者数:24
(台風24号の影響で来れなかったケースも多い。来園者自体も少なかった。)

主な内容
9時45— 顔合わせ、ワークショップの流れ説明
今回は声を使ったワークで組み立てていくということで、楽器をあまり見せないで行うことにする。(子供達が楽器に集中してしまうため)
1020分〜 子供達が少しずつ集まり始める
10時半〜 高橋さんからの簡単な説明
(写真、ビデオの撮影に対する許可など)⑴
金井さんからの簡単な流れの説明の後
荻野さんから簡単な準備体操、からだゆすり、足を床から離さないで歩く、足音を立てて歩く、膝で・肘で・頭で円を描く文字を描くなどの動きへとつなぐ。⑵
1040分ごろ 雨の音、風の音のワーク
台風ということもあり、雨や風になって動いてみる。楽器などは使わず、体を叩いたり(ボディパーカッション)、呼吸の音(ヒューなど)を用いて様々な動きをする。
その後小さな楽器をファシリテーター側が持ち少しずつ音を出し始め、それに合わせて動き始める。かなり走り、疲れてバテ始めたあたりで動物ワークへと移行。
1045分ごろ 動物さんの声ワーク
カエルの声のする楽器(高橋さんの持ち物)を持った高垣さん、染谷さん、高橋さんがあちこちでカエルの鳴き声を出し、みんなでいろんな声を出してみる。
カエル、犬、狼、猫、鳥、、、、それに合わせ動いたり形態模写的な動きを行う。
1055分ごろ 仕事歌『挽臼歌』⑶
金井さんが「こりゃこりゃ」と言い始め、皆でこりゃこりゃを真似し始める。その後こりゃこりゃの延長上で、歌を歌い、それを一緒になって歌う。さらにその動きをしながら歌っているところに、金井さんが上から歌をかぶせて複雑にしていく。


115分ごろ 疲れてきて、休止(水を飲む休憩時間)
11時8分ごろ? 金井さんが普段やっている声楽の発声のための脱力をみんなでやってみる。その後2つのグループに分かれてもういいかい、まあだだよで遠くに声を投げかけるワーク⑷
1115分ごろから再び皆で動き始め、雨、風、動物さん様々な要素を混ぜながら動く。子供達は布の中をくぐったり、飛び越えたりするのが楽しくて仕方がない様子。⑸
最後に楽器をそれぞれに持たせ、少しずつ音を出してもらう。(楽器の種類はベルや卵マラカスなど小さな音のパーカッションものを中心に)⑹
11時半 振り返り

スタッフの振り返りを行い、その後希望者でご飯を食べ交流。終了しました。

    高橋さんがいるのでいつもお任せしていますが、ワークショップで忘れがちなので気をつけてください。(SNSなどで出して欲しくないなどのこともあります。)後、靴下などチェックを必ずします。安全問題に関わるので、ぜひお願いします。
    荻野さんの進行がうまく、自然と入ることができた。特にうまい具合に体さすり(ボディパーカッションにつなげやすい)にはいれたので、スムーズだったのではないか。2人以上で背中さすりはこれらのワークショップではよく行うが、ここから背中と背中など様々な場所でコンタクトを取るようにしていくことが多い。(一気に親しくなれます)
    前半で飛ばしすぎました。これは前回にも言えることですが、楽しくなってどんどん動くのですが、バテてしまいます。そのため、うまく休みを入れていくことが必要。金井さんと終了後話したのですが、どうしてもどんどん足したくなってしまうけれども、リードをする側の人はすべてわかっているけれども、来た人は初めてやることばかり。そこに慣れるくらい少し待つ時間が必要。ゆっくり構えて、子供達が次のことを始めそうになるそのサインを見逃さず、取り込むことができるくらいだといいのかもと思います。
仕事歌はかなり面白くて、可能性があると思いました。鳥取の民謡ということで、今後もう少し調べて、リベンジをしましょうという話になりました。おそらくこの歌と動きみたいなもので1ワークショップ、それとは別に臼って?というのを聞いたり調べたりするワークと今の時代に会う仕事歌(替え歌)を作るようなものと両方考えられるのではないかと。
なお、仕事歌のパートで動きながら(歩きながら、踊りながら)歌うというのはかなりハードで、難しい。まず歌覚える、だんだん動きをつける、大きくする(でも移動はしない)という感じかなと。移動すると心拍数がかなりきつくなります。そのせいか早めにバテてしまいました。。。反省。
なお、わらべ館の図書館はわらべうたの資料が大量にあるため、金井さんは次は3日くらいこもりたいと話しています。
    このワークはこのワークで可能性があるのではないかと。距離を様々に変えてみたり、言葉を変えてみたり。目標を定めると言葉の質感や大きさも変わってきます。この辺りのアプローチはもう少し追求したいところ。荻野さんは動物ワークでもただ鳴くのではなく、コミュニケートがあると鳴きかたが変わるという話をしていて、この言葉になる前のニュアンスや質感の部分を大事に、身体も声もつながっているんだという感じでわかってもらえると良いのかもと思いました。
何れにしても声のワークと身体のワークはとても重なるところが多く、ぜひ今後につなげて欲しいと思います。
    風ということで、金井さんスカーフを出してみました。くぐるという行為は子供達にとっては楽しい行為。ただし布が小さかったので、大人たちは外から見ている感じに途中からなってしまい、いいサイズを用意しておこうと思いました。なお、人が作るトンネル(股くぐりや三角山)も大人気です。
    静かになったところで渡せたので、比較的よく聞けていました。また、音の種類が大きな音が出ない小型のもので統一されていたので、そこも安心。参加者の数が少なかったからできたとも言えそうです。


今後の課題点
アンケートで実は2回目、3回目という方が多くいることがわかり、嬉しいことだと思います。少しずつ様々な方に来ていただけるよう働きかけていきたいと考えています。(本当は学校の先生などにも是非来ていただきたいところ)

リードをどこまで減らし、どこまで子供達に委ねるかはまだまだ課題と言えそうです。


次回は11月18日です。今回台風で断念した方も是非お越しください。

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