2019年11月14日木曜日

福祉の「アート化」セミナー レジュメ

福祉の「アート化」セミナー@鳥取市文化センターさんでお話ししてきたときのレジュメ用題目。大学と社会との連携についてということだったのですが、とりあえずついこの前終ったばかりの銀河鉄道祭の話をしました。

なんと、エイブルアートを播磨さん(たんぽぽの家理事長)がはじめたときに出していたのが農民芸術概論綱要だったそうで、賢治話につい盛り上がってしまいました。今見つめ直すべきときなのだなあと改めて感じます。
エイブルアートの近畿での活動を18年分まとめたブックレット「Bridgingアートと社会の橋渡し」がちょうど完成したとのことでいただきました。(出来上がったばかりとのことでした)今後の活動も楽しみです。

ここにきていたリベルテさんが長野の方で長野のゲストハウス犀の角(静岡時代の制作さんが経営している)の話で盛り上がりました。活発に活動なさっている様子。世界は狭い。




社学連携:アートを通じて暮らしをみつめなおすこと
鳥取大学には芸術文化センターがあり、芸術文化活動を通じた社会貢献活動を続けてきました。近年は市民、県民参加によるリサーチプロジェクトも増えつつあり、主体的に動く地域住民とともに学問として構築する活動へと変化してきています。よりよく生きるとは。地域の持つ可能性とは。201911月に開催した鳥取銀河鉄道祭の実践を通して、人と人をつなぐアートの役割についてお話しします。

木野彩子(きのさいこ)
大学にて舞踊教育学を専攻、元中学高校の保健体育教師、フランス・イギリスにてプロのダンサーとして活動したのち、帰国。2016年より鳥取大学地域学部附属芸術文化センター所属。鳥取夏至祭、鳥取銀河鉄道祭2019主謀者。即興音楽やダンスが街の中で自由に展開するようになったらいいなと野望を持ち、日々自転車で鳥取中を疾走中。https://saikokino.jimdo.com

1.        鳥取大学地域学部附属芸術文化センターってなに?
2.        インクルーシブに着目してきた鳥取の先見性
前任の佐分利育代先生の行ってきたインクルーシブダンスグループ星のいり口の活動を元に。
3.        鳥取銀河鉄道祭とは
201911月2、3日に開催したとりアートメイン事業「鳥取銀河鉄道祭」の簡単な概略と行ってきたこと。
4.        宮沢賢治の思想について
宮沢賢治の理想として書かれた「農民芸術概論綱要」をもとに今の時代で捉え直す。
5.        多様性を認めることができる社会を作るために
現在行なっている「鳥取夏至祭」、わらべ館での「即興音楽とダンスのワークショップ」といった活動を通じて自由な表現活動を行うことができる環境づくりを目指しています。
他者を認めるためにもまず自分を知ること、自分を認めることからはじめます。

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