わらべ館 即興音楽とダンスのワークショップ
2019.09.29
子どももおとなも一緒におととからだを使ってあそんでみましょう
レポート
日時:2019.09.29 13:30-14:30
場所:わらべ館いべんとほーる
ファシリテーター:きのさいこ、田中悦子、高橋智美
参加者:28名(うちファシリテーター講座受講者3名、鳥取大学からのコーディネーター1名)
12:30 ファシリテーター集合、今日の内容について話す。実は申し込みが少なくほぼ大人であったため、イメージでつなぐよりは具体的なワーク(ネームサインなど)が必要ではないかなどの話をする。少人数の場合は俗にいうワークショップの典型例を体験してもらうのが良いのではないかと計画を立てる。
音楽を生で演奏することの意味を知ってもらうために始めはパソコンから出した音楽(ペンギンカフェオーケストラ)からスタートすること、高橋さんには途中からクラリネットを中心に演奏してもらうことなどを決める。
裏テーマとして田中さんより台風はどう?という提案がある。
またできれば音に反応して動く時間が欲しいよねという案が出される。
13:15 参加者の親子が来始める。幼稚園の運動会と重なってはいたがそれでも多くの親子連れが来てくださる。また、兄弟などで2歳児も含んでおり、作戦台風に変更。
13:30 ワークショップスタート
ファシリテーターの自己紹介、注意事項の確認の後、ワークショップをスタートする。
ウォームアップ(体をさすり温める)、近くの人と手と手、肩と肩、お尻とお尻などくっつけあうワークからスタート。
だんだん動きを大きくするべく2人で手を繋いでぐるっと回るなども始める。みんなでつながって波を作るなどの動きをする。
13;45
子どもたちが寝転がったりして独自の動きを始めたのを広げていく。海の中の生き物に見立て背中で泳ぐのか!など子どもたちの動きを取り入れ真似をしながら動いていく。
14:00
高橋さんの演奏がスタート
その後木野がリズムを追加、足踏みをしながら周遊する。
途中2歳児に音を出したら動くよと話しやってみる。まずは木野と2人で。その後他の子供達にも演奏役を変わってもらう。
14:10
大人たちの疲れ具合が気になりよく動いたから一回休みましょうーなどと言いながら寝転がるように促す。その間を高橋さんクラリネットと木野スカーフが波のように動いていく。見学していた方にレインスティックを委ね、一緒に雰囲気を作っていただく。
14:20
その後スカーフを子供達に委ね始める。子どもの中には楽器に興味を持つ子が出てきたので、小物楽器を委ねることにする。
チーム高橋がなんとなく出来上がり演奏部隊の音に合わせて皆が踊る空間ができあがる。
14:28
楽器やスカーフを集め、まとめの時間。子供達はもっと動きたい!!というものの、大人たちは結構限界。大人たちに子どもたちがこのように自由に動き回れる場所が減っている点や、大人が子供の目線に立って一緒に動くことの意味などをお話しし終了する。
終了後ファシリテーター講座受講者とともに振り返りを行う。
初回ということもあり、ファシリテートや即興という言葉の説明や、企画意図などもお話しする
今回はまず何も考えずにワークショップを味わってもらうべくそのまま参加しれいただいたが、そこで感じた感想を述べてもらった。また、ファシリテーター側のうまくいかなかったなと思う点や気に掛かった点をお話ししてもらう。
音楽とダンスは別のものではなく、同じ人の持つエネルギーであり、CDの音楽ではできない生演奏だからこその良さがあることをお話しした。また低年齢から高齢者まで様々な人がいろんな形で関われるような場所作りのために何ができるかというお話をした。
また、子供たちがすでに持っている可能性、創造性についてレッジョエミリアの話を元にお話しした。(レッジョの例を挙げるまでもなく、見ればわかることで皆さん納得してくれた)
緩やかな計画、それをフォローする複数のファシリテーターという環境は非常に恵まれた環境であるとも言える。しかしこの複数の視点が大事なのではないだろうかと感じる。音だけでもダンスだけでも成り立たない。そしてそれらは行き来しうる。
次回以降ファシリテーター講座参加者も含めともに何ができるか。次回は実は来週。遊びますよ。
この事業は文化庁予算です。どうなん?気持ちはありますが、とにかく今できることは着々と。私は多分一人でも続けていくと思う。たとえ予算がなくてもね。
鳥取大コーディネーターの蔵多さんが可愛い!ときにいっていたおもちゃは「かんぽんぽん」これを予算立てしたときに、「なんですか、これ?」と事務方に言われつつ仕入れてみました。実際2歳児しょうせいくんが気に入って叩いてましたが、これは西粟倉で作っている木製楽器(おもちゃ)。ビジュアル的にもちょっといい感じ。