2019年9月24日火曜日

佐渡についてその6

佐渡には現在使用されていないものも含め能舞台が多数ある。30くらいかな?と友人は話す。明治時代ごろまでは200くらいはあったらしく、各集落に能舞台があるくらいな状態。これって日本国内他ではない密度だと思う。

しかしながら過疎化もあり、管理する人がいなくなってしまった能舞台がいくつもあり、ちょっと悲しい。

こんなにあるのは世阿弥のせいかと思いきや実はそうではなく、江戸時代の金山奉行(お金ありそう)大久保長安さんが流行らせたらしい。(世阿弥さんも生きていたうちに10回くらいは舞ったらしいがそれ自体が流行を生んだわけではない様子)

友人が夜中の能舞台を撮影したら翌日風邪をひき祟られたかも、、、と話していたので、能舞台自体はむしろそれらの霊(魂)を鎮めるための場所なので大丈夫ですよと返す。
シテ方には何らかの霊(魂)が憑依したとしてもそれらをなだめそして昇華するのが能というもの。当然能舞台も神聖な場所。

現在はたとえ朽ちているように見えたとしても、元々は何らかの気のはったいい場所に建てられているものなのです。



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