2019年9月20日金曜日

佐渡についてその3

佐渡島の上半分と下半分それぞれ大佐渡、小佐渡と呼ばれ雰囲気が変わる。大佐渡の方は海岸から隆起したばかりの岩場が多く、海もくらい。険しい自然のようだが美しい。ついて一番初めに訪れたところがいきなり「賽の河原」北端にほど近いところにある場所。その辺りの集落の名前は「願」念を込めているような気がしてくる。そして方角的には北向きの様子。近くのお店で「かきこおり」を発見。なんとおけさ柿を凍らせたからかきこおり。さっぱりして美味しいです。

小佐渡は北前船の港として栄えていた小木を中心とする。そこの少し西側羽茂地域を中心に見学。泊めていただいた西三川のご夫婦は奥さんが美大の出身で、旦那さんも写真を撮ったりもするそう。普段は地域の人たちの農作業を手伝ったりしているという。地元のりんごで作ったシードルをいただく。将来的にアーティストレジデンスなど作れたらと思っていらっしゃるとか。旦那さんによると羽茂(はもちと読む)の人の様々なこだわりが良いのだそう。

佐渡は現在佐渡市として一つの市にまとめられているがかつては10の市町村に分かれていた。それぞれの地域ごとに個性があり、それを束ねるのはなかなか大変だったらしい。そんな中今でも羽茂地区のみはJAが独立しているとのこと。
羽茂に限らず佐渡米は刈り取った後一度風に晒して干すのですが、そのことによってわずかに潮の香りを持ち美味しいのだとか。(コウノトリ育む米に似てトキと暮らす郷米があります)この島にとってはJAの力は偉大な様子。


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