東京だけではなく厳しい状況は進んでいます。
私は正直ここまでまずいことになるとは思っていませんでした。が、ここまで来て、逆に今何ができるのかと考えます。
今日同僚と話しながらふと思いました。
大震災に近いけれど、私たちはまだ防ぐことができる。それはもしかしたら希望かもしれません。まず、それぞれの危険を回避するために手洗いの徹底や三密を避けるなどはあるでしょう。また仕事場の閉鎖(ダンスの場合は深刻ですが)などもできる限りしましょう。その上での話です。
正直東京都と国のやりとりを見ていると正直国としては、これでダメだったからもっと強い規制を求めていくべきだという世論が起き、それに乗じて憲法改正や緊急事態の厳罰化を起こしていくと思います。それは少なくとも2年。その間に大きく政治体制が変わるだろうと感じます。(今の政治の危うさを感じる人はわかるかと思います。)
それらの動きをチェックしていくことは必要です。東京新聞の報道が司法権に政治が介入する恐れを指摘していました。水道問題、種子問題、様々なことが見えないうちに決められていきます。
戦争時もあれよあれよという間に物事が動きました。山崎雅弘さんの「1937年の日本人―なぜ日本は戦争への坂道を歩んでいったのか」(朝日新聞出版)には世論に押されるように国家総動員法が出された様子が現れています。非常時はそのパニックに乗じて物事が動きやすいのです。だからこそ、注意深く見る必要があるのです。
個人事業者のアーティストとしては制度や補償がどうなるかはわかりませんが、生きるためにまず自分の最善策を取りましょう。
ぶっちゃけオーバーシュートは起きていてもおかしくないし、すでに起きているのかもしれないと思う時があります。検査していないだけで、そのまま亡くなっていたり、気がつかないで広めているということはあるでしょう。だからこそ、抑えることも必要だと思うのです。
芸術文化面では多くのバレエ、オペラなど大型プロダクション(コンテンポラリーダンスも含みます)は無料映像配信をスタートしています。ヨーロッパの状況を思うとわかる気もしますが、これらは全て公的資金で作られた作品で、そうすべきだからしています。日本ではほとんどそのようなクリエーションはないというその現状は知っておいて欲しいし、今ダンスや演劇を守っていくためには無料放映すればいいということではないとも思います。皆で生き延びることを考えていくべきかと思います。
カオスだけれど、大切な人たちのために生きることをまず第1に。
そして生きるためには何が必要なのかということをよくみましょう。
政治やメディアをちゃんとみましょう。
そして私ができることをもう一度考えてみましょう。
一人の人ができることは実は結構大きい。きっとあなたにできることもあるはずです。私もそのように頑張ろうと思います。
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