今ダンサーとして何ができるのかなと思い、やはり踊りの原型に戻って祈りのダンスを作るのがいいのではないだろうかということに落ち着いた。そもそもダンスは人に見せることが目的ではなかった。観客いなくていいからちゃんと今のこの状況を受けて踊ることにしよう。伊達にこれまで祈り系をやっていない。一応現代の巫女を目指しているのだ。
(ダンスハ体育ナリ?などの制作は一応続いていて、今もなくなるかもしれないオリンピックに向けて(?)作品作りは続いている)
死者の書の時の資料を読み直しながら(実はこの1年くらいの間に曼荼羅関連本が増えたのだ)、ネワリについてなども含め見ていくと、ある種の諦念みたいなものが生まれてくる。
ネパール、大きな地震で寺社が壊れ、回復もできないし、えらいことになっているのだけれど、祭り(これがしょっちゅうある)だけは絶やさない。たとえどれだけ人が滅びようと、それでも祈り続ける。そんなことを思い出す。
余談だが、元気がないなりに、気合を入れるべく朱色(オレンジ)を選ぶ。死者の書の色ですね。
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