2019年10月2日水曜日

鳥取銀河鉄道祭のできるまで10

鳥取銀河鉄道祭のできるまで10

鳥取銀河鉄道祭はとりアート2019のメイン事業。これまではメイン事業部会の団体で行う内容を決定してきたが、広く公募で行うことになった第1回目ということで、選考に時間がかかり、私は3回プレゼンテーションを行った。
元々メイン事業は大ホールで600-800人くらいの集客の演目を1回行うのが基本で、東部(鳥取)、中部(倉吉)、西部(米子)の持ち回り(つまり各地区3年に1回は開催される)というもの。内容もオペラやダンス、ジャズと多岐にわたる。
今回鳥取芸住さんのこともあり、鳥取県みんなで盛り上がれるような形にならないかと思ったのと、私自身が大劇場でドーンとした舞台よりも近い距離感で見られる舞台公演が好きだったのと、県民が参加するような舞台であればあるほど、本番を重ねていくことに意味があると思うので西部、中部、東部と旅をしながら作品が成長していくようなイメージと小ホール開催(とはいえとりぎん文化会館小ホールは300人のキャパ)で良いから複数開催したいこと。移動型の音楽劇という話を初回からしていた。
鳥取県には芸術文化団体が多くあり、実はこれまでのとりアートをになってきたオペラやダンスをやってきた団体もあるわけで、できるだけ多くの人に参加していただきたく、ダンスの教員でありながら音楽劇とした。実際初めて舞台芸術を見る人にはストーリーがあったほうが入りやすい。また、総合芸術としての演劇を私は信じている。
ただ、ひたすら「わからない」「理解ができない」と散々言われ、非常に苦労する。
私もこんな大規模な作品のプロデュースなんて初めてのことで(しかもこれまでは一人で回る作品づくりを行なっていた。予算だって1万円以内だし)、でも一応ダンサーとして舞台にのっていたわけだからその感覚はあるわけだけれど(海外時代はちゃんと委託を受けて作品づくりを行なっていたわけだ)、普通の県民が応募できないよなあ、と正直思う。

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ちなみに地区事業というのもあり、各地区で開催している県民の発表会やワークショップのフェスティバルがある。それはそれでまた別の委員会があり、と実は結構大きな組織であることを後から知る。また、それを受けてそれぞれの委員会へと働きかけ、2017年の活動は東へ西への大移動になっていくことになる。

そして行うことができるようになったのが2018年3月。選考で1年間がかかってしまった、という異常事態。

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