鳥取銀河鉄道のできるまで31
吉野さん、野村さんにはトークセッションを行っていただきました。前日の吉野さんのお話に出てきた野村さんの「歌う図書館」の話や、直前に野村さんが行っていた香港のi-dartにおけるアートプロジェクトのお話を中心に、これまで行ってきた活動をお話ししていただきました。
https://scrapbox.io/gingatetsudou-tottori/レポート|野村誠・吉野さつき_トークセッション「“みんな”が関わるアートの現場」
i-dart:http://i-dart.tungwahcsd.org
香港の巨大な病院(障がい者や高齢者などのケアも行なっている)なのですが、1箇所に集めることで介護の効率を高めている(実際に野村さんが滞在期間中に1日5、6個のワークショップをこなすことができたのはそのせいもある)し、階段など生活が難しい香港の住環境を思うとバリアフリーで全てが整っているこのような環境は非常に便利でもあります。
しかし一方で、そのことによって障がいを持っている人が隔離され、見えにくい存在になってしまう。その方々から有志を募り、ハイデッカーのバスに乗せみんなで演奏しながらパレードをするという外へ出る活動を企画し実行した野村さん。もちろんその存在を多くの人に知ってもらうためにです。
今の香港の事情を思うとそれから1年と経たず現在の情勢になっているのですが、その時にも香港の方と革命について話したのだそう。いつどこの誰の身に起きてもおかしくない。それは天変地異に関しても、政治情勢に関しても言えること。作品内の沈没していく船のシーンのようです。
会場となった遷喬地区公民館は小学校と公民館がくっついており、子供の減少と地域住民の集まる場所を合わせることで世代間の交流を促すという施設。1階入ってすぐのところに吹き抜けがあり、各教室から覗き込めることもありパフォーマンスに向いている場所でもあります。鳥取市は中心市街地とかつて呼ばれていた地域から人口が移り住んだこともあり、空きビルや、空きスペースが多くあります。それらを活用できるようにしたいという声も多々あります。
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