鳥取銀河鉄道祭のできるまで27
門限ズには吉野さつきさん(愛知大学教授)が含まれています。普通アーティストと呼ばれるのは音楽家、ダンサー、俳優などの演じる側だけなのだけれども、吉野さんはアートマネジメントの専門家。ワークショップなどを得意とするれっきとした先生だけれど、一緒に舞台に乗ってしまう。
しかしせっかくなので、滞在中に鳥取の文化人のために「アートマネジメント講座」を開いてもらうことにしました。
2018年12月、東部地区事業の中で行うことになりました。鳥取東部地区事業の役員さんたちからもお願いされ、皆さんが集まりやすいように1日目の様々なパフォーマンスや展示が終わった時間に設定、内容も地域のアートマネジメントで起こっている問題を取り上げてもらうことにしました。その中で既存団体にこもるのではなく、少し踏み出してみることの重要性などががあげられました。
https://scrapbox.io/gingatetsudou-tottori/レポート|つなげる、つくる、アートマネジメント講座
出席者は学生から東部地区の委員の方々(つまり文化団体などでリードしている方々)、大学教員、県や市の文化政策関係者など。個別に頑張っている団体が多い鳥取県では横のつながりをいかに作るかが求められています。鳥取銀河鉄道祭がそのきっかけとなればいいのですが。既にある既存団体さんに声をかけ、星座のようにつないでいく、それが銀河鉄道の旅なのではないかと思うのでした。
ちょうどこの頃、県の文化団体連合会、市の文化団体協議会にお話を聞きに伺ったところで、やはり高齢化や集客の問題などどこの団体も抱えている問題は似ていることが見えてきていたので、勉強になりました。鳥取にはすでに団体を束ねる機関はあるけれど、機能しきれていない、また若い人の層が関われていないそんなところがあります。
鳥取大学ではこのような文化団体や活動をしている人をつなぐアートマネジメント人材を育成するべく2018年よりアートマネジメント人材育成講座を開催しています。講座編と実践編があり、わらべ館ワークショップはこの枠組みで行なっていますが、講座編は来週水曜日からスタートします。講座編の方では参加者同士が交流する時間もあり、一緒にアイデアを出すなどワークショップ形式を体験する日もあります。もちろん単発でも受講可能。もう少し詳しく知りたい、気になるという方は、ぜひこちらも参加してみてください。
ウェブサイトが新しくできました。
わらべ館ファシリテーター養成講座のレポートもあがっています。
http://www.rs.tottori-u.ac.jp/artculturecenter/artmanagement2019/ウェブサイトが新しくできました。
わらべ館ファシリテーター養成講座のレポートもあがっています。
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