鳥取銀河鉄道祭のできるまで39
波田野さん上映会の中部地区の開催場所となった汽水空港は森哲也さんがセルフビルドで作った古本屋さん。4年前にでき、その後地震の影響で一度お店を閉め、その間に結婚などいろいろあってお店を丸ごと立て直し、昨年リニュアールオープンしました。その間に左官などの技術を身につけ、おしゃれなお店になり、時々音楽イベントなども開催しています。
大学の授業の一環で移住者のインタビュー調査を行なっているのですが、今年は森さんに来てもらい、なぜこの仕事を選んだのか、鳥取を選んだ理由などを語ってもらいました。最近は知のカフェなどあちこちのトークイベントでゲスト出演もしています。
最近始めたプロジェクトにwhole crisis catalogを作るというものがあり、「自分たちの生活は自分たちでつくることができる」をコンセプトに、それぞれの人が抱えている、困ったこと、問題点をシェアし、解決できる方法を探していこうというものです。(なお第1回目の時には選挙の時だったので、出来上がったカタログ(冊子にまとめたもの)を立候補者へ送ってみたそうです。そうしたらちゃんと丁寧に返事をくださった候補者もいたそうで、そういう小さな積み重ねが暮らしと政治をつなぐんだというような話をしていました。)
自分で自分の暮らしを作る、新しい生き方を作る30代。鳥取には面白い人たちがたくさんいます。
波田野さん東部地区の会場となった高砂屋は登録有形文化財。明治期に作られた商家が元になっていて、土間や意匠のあちこちにおもかげが残されており、現在は城下町とっとり交流館として運営されている市の文化財団の拠点の1つです。蔵はギャラリーとして、各部屋は交流室として貸し出しされているので、イベントなどで使用できます。
http://www.tbz.or.jp/takasagoya/
1階部分には因州和紙や陶器の販売を行うお店があり、現在は鳥取を中心に活躍する水本俊也さんの写真展が開催されています。
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