2019年10月30日水曜日

鳥取銀河鉄道祭のできるまで74

鳥取銀河鉄道祭のできるまで74

ケンタウル⭐︎自由市場は出店者募集を締め切らせていただきました。
予想以上に多くの方の反響をいただき嬉しいです。一方でこの日程で初めての会なので、集客等正直ドキドキしています。

今回の裏テーマとして「価値転換」があります。
舞台を舞台として使わないことに始まり、指導者と参加者の融合があり、境目をいかに消していけるかと思います。このケンタウル⭐︎自由市場はその境目。現実世界のフリーマーケット(市場)とジョバンニにとっての村祭り(ケンタウル祭)の交錯です。ここからジョバンニ(観客も)は銀河鉄道に乗って旅立ちますが、ある種のファンタジーワールドでもあります。
そのケンタウルのお祭りをどうしたらいいのかなと思いました。

単なるお祭りではなく、ある種の価値転換が必要ではないかと。私にとって必要でないものは誰かにとっての宝物かもしれない。リユース、リサイクルを促すようなものではと思うようになりました。ここしばらくの持続性可能な社会運動のせいかもしれません。
そもそも経済の成長はどこまで大事なのでしょうか。
オリンピックや万博やそういうイベントもので、箱物を作り(ここにかなりの予算が投じられる)その後使用しきれないという現状をもう少し考える必要があると私は捉えています。おそらく国民の中でも多くの人がそう思っているでしょう。
すでに成長戦略は終わり成熟社会の中でいかに生きていくべきかを問われている。欧米諸国はすでにそれが始まっています。日本は特に鳥取は高齢化がかなり進んでおり、世界的に見てもモデルケースであります。そんな中、お金の問題ではなく、自らが豊かになるための芸術をやはり打ち出していく必要があるのではないかと私は思います。
これは実は県内の文化団体の多くは行ってきたことです。しかし高齢化が進み、今の若者はメディアの変化もあり、興味はマスメディアの作り出すものに向かってしまっている。
私は大学教員ですが、学生たちがサークルなど大学内のつながりだけで暮らしていることに疑問を抱いてきました。街中にこの20代の子たちが来るようになったら鳥取の街中が変わるのではないか。鳥取夏至祭もそうですが、あまりにも鳥取大学生は鳥取を知らない。
人に出会う面白さを、ぜひ知ってほしいと思っています。

学校の公務ではないという扱いなので、おおっぴらに宣伝ができません。大学の掲示板も(学生さんがお願いに行ったにも関わらず有料公演だからダメですと断られました)。でも本当はいろんな人に見にきていただきたいです。
おそらく最初で最後の試み。

ガチで見たほうがいいやつです。


余談ですが英語でfrea marketということをチラシづくりで初めて知りました。フリーってfree(自由)だと思っていたのに蚤の市という意味なのだそうです。なんと。ですが鳥取では物を売るだけではないので、自由市場にしました。
パフォーマンス売る人出てきてくれたらよかったんだけれど、それはちょっと残念。


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